Leica Vairo-Elmar-R 80-200mm F4.0 ROM ライカRマウント 開封の儀 11281
2016/10/11
ライカRマウントのバリオエルマー-R 80-200mm F4.0のROMカムを入手しました。
って言っても結構手に入れたのは結構前なんですが・・・。
このレンズ、"APO"の名を冠してはいないのですが、アポクロマート補正されています。
レンズ設計と製造は日本の富岡光学、鏡筒デザインがドイツのライカ、とハーフなレンズです。
私が写真を始めたのはミラーレス機が登場してからなので昔の相場は良くわからないのですが、かつてはメチャクチャ安かったようで。
最近はα7系を筆頭として使えるボディが増え、相場がどんどん上がっています。
今回は箱や説明書など一式セットをGETできました(`・ω・´)
早速開封してみたいと思います。
箱は今とは違い白箱さん。
ライカRマウントレンズで銀箱のモノってあるんですかね・・・?
純正の説明書と保証書、シイベルヘグナーの保証書と革ケースについているタグも残っていました。
革ケースは使用感無かったです。
レンズも使った痕跡がほぼ無かったんですが・・・w
80-200mmのズームということでそれなりに鏡筒が大きいですが、フード組み込みタイプなのでザインはカッコイイです。
見た目的には対抗馬的なVario-Sonnar 80-200mmより好きです。
両側面にライカバッジが付いてるんですよねー。
見た目的にはかなり豪華な感じがします。
鏡筒にキズとか殆ど無くて、こりゃ、使われずに眠ってたやつなんだろうなあ、と確信しました(´ω`;)
AFも手ブレ補正もなしで200mmを一眼レフのスクリーンで行うのは至難の業ですしねぇ・・・。
フィルターが付けられたままだった前玉はとてもきれいでした。
紫色のコーティングをしています。
絞り羽根は8枚。
どのF値でも綺麗な八角形をしています。
後玉も当然ながら無傷でした。
紫色のコーティングがとても美しいレンズです。
ROMカムなので電子接点が見えます。
ライカR8やR9だとこの接点を使ってボディ側に焦点距離の情報が伝わって、ストロボ撮影を支援してくれるそうで。
ライカSLでもLeicaR-LeicaSLの純正アダプターでこの接点情報を使うことが出来るらしいです。
こうやって見るとわからないのですが、実は絞り羽根の後ろの面が少し曇っています。
なのでかなり安かったのでした。
使われないで曇ってしまったレンズとは、悲しい子ですね(´д⊂)
関東カメラサービス(現:関東カメラ)さんとか、修理実績が結構あるようなので、気が向いたら整備に出したほうが良いのかな〜と。
Designed by Leica Camera
Mfd. in Japan
の刻印が。
右側ライカバッジ部分の拡大を。
レンズ先端側のリングがピントヘリコイドになります。
こちらは左側面。
最短撮影距離は焦点距離に関わらず1.1mなのでとても使いやすいです。
通しでF4.0なのもうれしいですね(´ω`)
マウント側のヘリコイドがズーム用になってます。
ズームさせてもレンズ全長は変わらない構造になってます。
絞りは1/2ステップで変えられますが、RマウントレンズはMマウントレンズと違ってガチガチ言うのが気になります(´д`;)
フィルター径はE60なので、フィルターが付いていない中古レンズをGETしてしまった人はそれを調達するのがまず大変かと思います(´ω`;)
E60って、ライカRマウントの一部レンズとノクティルックスでしか使われない、ライカ独自の径なので・・・。
レンズ名は鏡筒側面に書いてあり、ただのペイントではなく、刻印に墨入れされる形になってます。
さすがの作り込みです。
ライカMモノクローム typ246に取り付けるとこんな雰囲気になります。
最短撮影距離の1.1mにするとこれくらいレンズが伸びます。
ズームレンズでヒョットコになるやつってダサいから嫌いなんですが、これはクビレが最小限なので見た目がカッコイイです。
組み込みフードを伸ばすとこんな感じになります。
結構な量を繰り出す事ができるので、余程の逆光でない限りはこれで十分な性能でした。
フード出さなくて画面がハレる時もフードだすとちゃんと収まるので、ちゃんと意味を成してるな〜と。
ライカR8にズミクロン-R 50mm F2.0 ROMを付けるとこんな感じなんですが・・・
このレンズを付けるとこんな感じになります。
上から見ると、やっぱデカイなあ・・・と(´ω`;)
ただ、デザインの統一感が素晴らしいので、この組み合わせで使ってやろう!って気にさせるオーラはあります。
α7RIIやα7IIが残っていれば手ブレ補正の恩恵を得られるのですが(80mmとかで指定しておけば200mmで使ったとしても無いよりはマシな補正がかかるかと)今はLVやEVF撮影が出来るデジカメがNEX-5とMモノクロームしかありません。
ちゃんと使いこなせるのか・・・!ということで、試写をしてきました。