Leica Vario-Elmar-R 28-70mm F3.5-4.5 3cam 11265
2016/05/05
ライカRマウント用レンズのバリオエルマーR 28-70mm F3.5-4.5の3カムを手に入れました。
このレンズシグマ設計のシグマ製造ということで、ライカの純血を好む人にはブランド名だけで値段が高い!ということで評判が悪いです・・・。
でも、ライカRシリーズ自体がR7まではミノルタとの協業ですし、レンズもミノルタ協業がチラホラ・・・。
Rマウントで純血が・・・とか言っても仕方ない気もします・・・w
焦点距離的にも最も汎用性が高い所をカバーしており、事実上のライカRマウント標準ズームレンズとなっています。
フィルターはE60なのでφ60mmとなります。
MマウントレンズでE60はノクチルックス系だけなのですが、RマウントだとE60を使うレンズがチラホラあります。
φ60mmというフィルター径はφ39mm同様、ライカ独自の径ですのでフィルター入手難易度が高いです・・・。
ノクチがいつ手元に来ても良いように中古で安価に入手しておいたE60UVaフィルターを取り付けました。
このレンズ、3カム版とROM版があります。
ROM版になるとレンズのクビレが無くなり、もうちょっとスラっとした見た目でそちらのほうがカッコイイ&好みなのですが、ROM版はかなりお高いです・・・。
レンズ構成自体は全く同じ8群11枚なのですが・・・。
正直、あまり期待もしていないレンズに大枚を叩きたくないのでこちらの3カム版を入手しました。
3カム版はビルトインフードですが、ROM版は後付の金属フード&被せキャップになります。
ピントリング部分はゴムが貼り付けてありますが、ゴムはしっかりしていました。
チラっと見えていますが、最短撮影距離は50cmとなります。
Mマウントレンズですと良くて最短が70cmですが、この20cm差が結構大きく、最短70cmですとテーブルフォトが辛いですが、最短50cmですと楽勝で撮れます。
「MANUFACTURED IN JAPAN FOR LEICA CAMERA GMBH」の刻印あり。
シグマ製って事ですね。
ROM版ですとLens Designed by Leica Camera Germanyとかいう表記が確かあります。
ROM版は鏡筒デザインだけはライカで、3カム版は鏡筒デザインもシグマなんですかね・・・?
ワイド端の28mmにするとこのようにレンズ先端が引っ込めたビルトインフードから飛び出します。
この状態にしないとフィルター脱着が出来ません。
テレ端の70mmにするとレンズが引っ込みます。
ちょっと頼りないビルトインフード。
使うことは無さそうです・・・。
キャップはビルトインフード側に取り付ける形になるのでレンズキャップはE67と更に大きくなります。
こちらE60の純正UVaフィルター。
新品で買うとヘタしたら程度の悪いこのレンズが買えてしまうくらいします。
幸いなことにレンズの状態はとても良かったです。
前玉も目立つキズは無く。
後玉も綺麗で、内部もクモリなどありませんでした。
絞り羽根は6枚でした。
コーティングは綺麗な紫色をしており、かなり現代的な雰囲気があります。
ROM版と全く同じコーティングなのかは不明ですが・・・。
マウント側。
カムが3つ見えます。
3カム以降でしたらライカR8でも問題なく使えます。
こちら、ズミクロンR 50mm F2.0 ROMを取り付けたライカR8のお姿。
バリオエルマー28-70を取り付けるとこんな感じになります。
やっぱりROM版の見た目のほうがカッコイイよなぁ・・・。
好みはあるかと思いますが、私は中途半端なクビレならば寸胴のスラっとしたルックスのほうが好きです。
沈胴レンズくらいしっかりクビレてるとアクセントとして最高なんですが、この程度のクビレは中途半端感を感じざるを得ない・・・。
ROM版の見た目は秀逸だと思います。
50mm1本だと流石に辛いので、汎用性重視の実用レンズとしてこのバリオエルマーを導入しました。
明日はこのレンズを使って撮ってこようと思います!(`・ω・´)