Hasselblad ハッセルブラッド X1D-50c ファーストインプレッションレビュー

      2019/02/04

ハッセルブラッドのX1D-50cを手に入れて半年が経ちました。
ライカとの二刀流になっており使用頻度がそれほど高くないため、半年目にして最初のレビューを書きたいと思います。

ハッセルブラッドのデジタルは、デジタルバックを使うHシリーズがこれまでもありました。
ただし、それらはプロフェッショナルユースの機種のため、一般人が手に入れるには価格的にも、利便性的にもハードルが高かったです。

2014年頃、Hasselblad Stellar(中身はSONY DSC-RX100)、Lunar(中身はSONY NEX-7)、Lusso(中身はSONY α-7R、日本未発表)、HV(中身はSONY α99)と立て続けにデジタル機を発表しましたが、どれも中身は書きました通りです。
別にソニーのカメラが悪いというわけではないですが、外装だけ盛って中身は作らないというスタンスは「ブランドのためには良くないプロダクトラインだった」とハッセルブラッド自身も仰言っております
パナライカも散々叩かれてますし、本家のM型デジタルまでパナ製とか言われてしまうくらいの誤解を招いています。
実際に手にする方々は、それも解ったうえでの事とは思いますが、後から知った場合や、中身の機種がメインの人からしてみれば・・・です。
前述のハッセルデジタル機も、現在は8割引きとかで買えてしまうので、通常とはルックスの違うカメラが使いたい!って人には今となっては良い選択肢になっていると思いますが。
私も解った上でLunarを手にしています

最初からネガティブ路線で入ってしまいましたが、ハッセルが満を持してリリースした世界初(当時)のミラーレス中判デジタルカメラを使って思ったことを述べていきたいと思います。
入手時の記事も参考にしてください(´ω`)

 

1.インターフェイス

インターフェイスが非常に洗練されております。
背面液晶横のボタンや絞り込みボタンを含め、撮影時に使用するボタン類が上の写真一枚の位置に収まっています。
私はライカM10と持ち替えて使っても違和感が無いように、C1(カスタム1)に通常撮影の設定を保存させています。
Aの内容をC1にコピーして、そこから弄っています。

右手人差し指ダイヤル回転が絞りリング回転に対応し、AF位置は中央、右手親指ダイヤルで露出補正を行っています。
絞りがレンズのリングから人差し指ダイヤルに変わってAFが付いた以外はライカM10での感度オート設定と使用感は変わりません。

 

AF時もレンズのフォーカスリング回転でダイレクトマニュアルフォーカスが使えます。
AF/MFボタンでMFに切り替えた時やマウントアダプター経由での撮影の時は、液晶右横の☆ボタンを押すとAFポイントだった場所が拡大表示されてピーキングが表示されます。
α7系を使っていた時は拡大表示をシャッターボタンの前にあるボタンに設定していたので最初は違和感がありました。
慣れれば☆ボタンへの親指移動もスムーズに行なえるものの、親指でグリップしている位置からは離れているため、別ボタンへの機能移動もできれば良かったな・・・と。
外観を洗練させるためにボタンを削ったが故のジレンマですが・・・。

EVFを覗いている時に液晶画面を左手親指などでスライドさせるとその方向にAFポイントが移動します。
人差し指ダイヤル・親指ダイヤルでAFポイントを上下左右移動させることも出来ますが、三脚固定時とかならともかく、スナップ撮影時にダイヤル回転でのAFポイント移動はあまり現実的ではありません。
ということで、液晶画面のスライドがAFポイント操作の主となるわけですが、思った通りに動いてくれません・・・。
ファインダーを右目で覗いた場合、鼻が液晶画面左側に来るのですが、鼻息で液晶画面が曇るのですよw
その状態で液晶光沢面上を指がスライドしたらどうなるか・・・ご想像の通りです。

AFポイント操作をしたい場合は呼吸を止めるか、口での呼吸に意識的に切り替える必要があります(´д`;)
意識的にそんなことをしていられない場合も多いため、AFポイントを中央で固定してそこでAFした後に、ライカのようにカメラを振って構図を決める、という使い方が中心となっています。
幸いにも、手持ちのレンズが45mmの開放F3.5のみのためこれでも問題ありませんが、最近リリースされた80mm F1.9や135mm F3.5辺りですと、AFポイントの操作を念頭に置いた手の使い方をしなくてはならないかもしれません。

露出補正は見た目上は±3EVしかスライダーが出ませんが、最大で±5EV変化させることが出来ます。

 

眩しいと評判のAF補助光ですが、どの程度の明るさかというと、iPhone Xのライトはライトの明るさを4段階調整できますが、その最小くらいの光量が出ます。
私がこれまで使ってきたNEXやα7系のAF補助光は赤色だったため、同じくらいの光量でも印象が違いますし、何より白色光のため、目によろしくないです・・・。
よって、かなり眩しい部類です。AF駆動時間によるのですが、一瞬光る場合と、ウィーンとモーターが動いている間中点灯する場合があります。

そして、AF補助光ONとOFFでAFの精度や速度にさして違いを感じないため(私の用途の場合)、常時OFF設定とすることにしました。
まあ、以前から書いていますが、私はAFの度にカメラがピカピカ光るのは眩しいし周りにも迷惑かなと思って何があっても切る派ではあるのですが。
AF速度が元々速いカメラでも無いので、AF補助光なんかに頼らず、ダイレクトマニュアルフォーカスとAFを上手く組み合わせて使うほうが無難です。

 

撮影モードを頻繁に切り替えるような事が無いのでたまにしか使わない撮影モードダイヤルですが、誤って回転しないように凝ったギミックが搭載されています。

 

撮影モードダイヤルを押すとボタンが飛び出してきて、回転させることが可能となります。
ダイヤルの回転に合わせて、液晶上でもダイヤルの絵が回転します。
私の場合ですと、動画撮影への移行時に見ることになるのですが、ダイヤルを見なくても液晶だけでモード確認が出来るというのはちょっと感動してしまいます。

 

バッテリーの脱着は、底面の黒いレバーをクイッと押しますと・・・

 

このようにバッテリーが頭を出します。

 

その後にバッテリーを押してやるとカチっと音がしてスルリとバッテリーが抜けます。
ただのバッテリー交換なのですが、その度にテンションが上がるこのギミックは素晴らしいです。

 

私は2本のバッテリーで運用していますが、バッテリー不足で撮れなくなったという事はありません。
ライカM10ですと常時電源ONで基本スリープ、シャッターボタンを半押しでスリープ復帰という運用です。
X1Dも電源ボタンを短く押したり、暫く撮影が無いとスリープ状態に入りますが、ライカほどの省電力状態にはなりません。
ですので、暫く撮らないだろうという時は思い切って電源OFFにしています。
待機中もボディの発熱は続きますが、真夏の炎天下でもハングアップするというような事はありませんでした。

私の場合はライカとの使い分けが明確になっているためでもありますが、スリープは使いつつも電源ONを常時キープしたいのであれば4本くらいは持っておいた良いかもしれません。
これはX1Dに限らず、他のミラーレスカメラに言えることと同様かと思います。
使い方に合わせて、所持バッテリー数は調整したほうが良いです。

 

2.外観

X1D-50cは43.8mm×32.9mmの中判センサー搭載機ですが、そのボディサイズは36mm×24mmのフルサイズセンサー搭載のライカM10と比べてもさして大きくはありません。
実際、M型ライカ用のカメラバッグに入れて、ライカM10と同時に運用が出来ています。
センサーそのものや、電子接点の有無の違いもありMマウント(43.9mm)と比べるとX1Dのマウント(60mmくらい)は凄く大きく見えます。
ちなみに、X1Dのマウントはその正式名称がいまいち良くわかりません・・・。
おそらく「Xマウント」で良いのでしょうが、富士フィルムのマウント名にモロ被っていたり、色々と紛らわしいので個人的には「X1Dのマウント」とか「XCDマウント」とか言い分けるようにはしています(´ω`;)

 

上から見ると軍艦部の分厚さで言えばX1Dのほうが薄いくらいです。
実際には液晶やマウント部もあるのでボディの実厚みはX1Dの方が厚いのですが、視覚上のこの効果は凄いです。
同じサイズのセンサーを持つ富士フィルムのミラーレス中判デジタルカメラのGFX-50Sと比べても圧倒的に厚みが薄いのは、思い切ってフォーカルプレーンシャッターを廃してレンズシャッターとしたが故でもあるかと思います。
システム全体としては、シャッターのお値段がレンズに毎回乗っかってくるというデメリットもありますが、ボディーそのもののメカ削減による耐久性、ストロボ同調その他諸々を考えるとどちらが良いとは言い切れません。

グリップ形状がSF映画の戦闘機の翼部のような形状をしていますが、これ、物凄く握りやすいです・・・。
M型デジタルはボディケースに入れて使う派ですが、X1Dは裸運用をしている理由がそこにあります。グリップ感を犠牲にしたくないのです。
ボディーケース自体はArte di manoから出ているため着けようと思えば着けられるのですが、今の所そのつもりはありません。
X1Dの使用イメージ写真に指先にX1Dを引っ掛けて腕をぷらーんと下げているものがありますが、あの持ち方をしても落とすことが無いくらいにバランス感が絶妙なのですよ・・・。
ハンドストラップは何故か国内未発売なのですが、ハンドストラップオンリーで使ってみたくなる持ちやすさです。
程よい重さと絶妙なグリップ感、これは今まで触ってきたデジタルカメラの中でもダントツで良いです。

 

左から
・ライカM10とAPO-Summicron-M 50mm F2.0 ASPH.
・ハッセルブラッドX1D-50cとXCD 45mm F3.5
・ソニーα7IIIとFE 85mm F1.8
です。
センサーサイズを考えるとX1Dの小ささが際立っています。

 

レンズの焦点距離が違ったり、センサー起因で画角が違ったり、フードが外付けだったり内蔵だったりと単純比較は出来ませんが、システムとして非常に小型なのはおわかり戴けるかなと。

 

3)機能

記録媒体はデュアルスロットのSDカードでSDXCカードまで対応しています。
私はSanDisk Extreme Pro 32GBを2枚挿ししています。
スロット1と2をミラーリングしてデータ保護性を高める設定と、スロット1と2を別々に使ってどちらのスロットから優先的にデータを保存するかという設定が選べます。
私はプロフェッショナルユースではないので、スロット間のデータミラーリングはしていません。
RAWデータは3FRという拡張子で1枚あたりのファイルサイズは110MBちょっとです。
耳当ての付いているストラップを取り付けると、写真のようにスロットカバーの開閉がしにくくなります。
頻繁にカードの抜き差しをするような事は無いかと思いますが、カバー自体は結構華奢なので、取扱は丁寧に、です。

 

SDカードスロットの下にはHDMIミニ端子、USB Type-C、マイクとヘッドフォンの端子が付いています。
テザー撮影を行う事が出来ます。

 

ファインダーは約236万ドット。見やすさと応答性は申し分無いです。
液晶ディスプレイは3インチで、残念ながらチルトは出来ません。
ディスプレイ横にボタンが並んでいますが、実質的な操作の殆どを液晶タッチパネルで行うことになります。

 

撮影中の殆どはこの画面で使うことになります。
シャッターボタン半押しで背面液晶でのライブビュー表示が始まります。

 

右側に5つ並ぶボタンの一番を下を押すとこのようなメインメニューが表示されます。
メインメニューはスマートフォンと同様の操作でレイアウト変更したり、カスタマイズしたり出来ます・・・が、実質的にメインメニューをカスタムしまくる程の機能が搭載されていないので、メニューを弄るにもそんなに追加したい機能は無いかと思います(´ω`;)
RAWデータ収集機って感じで、超高性能な電子制御を駆使して撮るような機種ではありません(中判カメラにそれを求める人も居ないかと思いますが)。

 

ハッセルHマウントへのアダプタやハッセルVマウントへのアダプタが純正アクセサリとしてリリースされています。
電子シャッターによる撮影がファームウェアアップデートで出来るようになり、各種レンズへのマウントアダプターもサードパーティーから登場しています。
私はライカMマウントレンズを取り付ける事が出来るアダプタを入手しています。
X1Dはセンサー剥き出し状態でフォーカルプレーンシャッターが付いていないので、アダプター経由の撮影はHレンズを除き電子シャッター撮影になってしまいます。

 

マウントアダプタ経由の撮影をしたいのであれば、フォーカルプレーンシャッター搭載の富士フィルムGFX 50Sを個人的にはオススメします・・・。
私は元々、純正レンズでの撮影を主体として使うことを念頭に置いていたので「こんなもん歪むんかー」程度ですが、電子シャッター撮影ですとローリングシャッターの影響が結構露骨に出ます・・・。
これまでα7系でマウントアダプタ経由の撮影は楽しんできましたが、その時はグローバルシャッター撮影でした。
カメラのブレによる絵の歪が、カメラブレを意識して撮影しても結構気になります・・・。
特に低速シャッターでの撮影ですね・・・。

 

Mマウントレンズを4433サイズのセンサーに装着した場合に周辺がどうなるかなどは、検証されてるサイトが幾つかあるので、そういったところも参考にしてください。 →

 

3.写り

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

これまでネガティブな事も包み隠さず書いてきましたが、X1Dの写りに関してはもう、絶品です。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

富士フィルムのGFX 50Sとセンサーは殆ど同じものかと思われますが、GFX 50Sが14bit RAWなのに対し、X1Dは16bit RAWです。
同時に使用して比較したことは無いのですが、ライカM10の14bit RAWと比較するとRAW現像時の耐性が違うのは明らかです。
Lightroomでパラメータをどれだけスライドさせても絵に破綻が出ないので、ついバキバキに現像してしまいがちになります。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

RAWの持つ圧倒的な情報量は活かしつつも、主張しすぎない絵作りをする現像テクニックの重要性を痛感しました。
写っている情報を全て使った絵を作りたくなってしまい、最初はどうやって現像をすれば良いのか途方に暮れるほどでした(´ω`;)

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

レンズの設計は日東光学さんだそうです。
私はエクスペリエンスパッケージで45mm F3.5のレンズとセットでボディ手に入れました。
フルサイズ換算で約35mmの画角と、5000万画素のクロップ耐性の相性は抜群で、望遠寄りのレンズはいつか手に入れたいものの、当分はこの1本でなんとかなるかなと感じています。
中判カメラの独特な雰囲気は、見慣れている135フィルムの画角とは違うボケの表現も要因としてあるため、120mmか135mm辺りのレンズを次は手にしてみたいなと。
被写界深度を活用した写真はライカであればノクティルックスなどを使って撮れますが、開放大口径レンズで撮ったのは明らかな雰囲気になってしまいます。
それらと一線を画する絵が撮れるのが中版カメラの魅力の一つかと思います。

 

Hasselblad X1D-50c + Rollei Planar 80mm F2.8 HFT LTM

中版フィルムカメラのレンズは今でも多く市場に流通しています。
GFXも登場し、マウントアダプターも出揃い、次は中判レンズの値段が高騰するのかなと。
富士フィルムのTX-1、TX-2(Hasselblad X-Pan)およびそれらのレンズは元々かなりのお値段がしましたが、今後も値下がる気がしません。

 

Hasselblad X1D-50c + Leica APO-Summicron-M 50mm F2.0 ASPH.

X1Dの場合はローリングシャッター撮影というハンディキャップがあるので胸を張ってアダプタ経由撮影をオススメは出来ないのですが、非純正レンズでの撮影はカメラを問わず活かすも殺すも使い方次第だと思いますので、その選択肢を一切切り捨てるということをしなかったのは英断かと思います。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

純正レンズのラインナップも超広角から望遠域まで出揃い、システムとしてはひとまず完成と思います。
画素ピッチとの関係でフルサイズセンサーの高解像度化も限界が近いように感じます。
ニコン・キャノンもフルサイズミラーレスに参入しましたが、センサー製造プロセスの高度化と共に中版デジタルの発展も進まざるを得ない方向なのではと思います。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

記録としてのカメラを考えた場合、静止画でこれ以上の表現力を持たせるのは限界があります。
Lytro Illumのようなカメラは早すぎました。今ではシータのような全天球カメラも市民権を得ています。
コンピュータや閲覧デバイスに合わせて、写真・動画表現は進歩していくべきなのかなと。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

人間の知覚に占める目の割合は非常に大きいですが、撮影した場合はレンズを経由して撮影した目の情報しか残りません。
実際に撮影した現場に居た人はそれ以外の情報も知覚しています。
その乖離が撮影後に絵を見たときのギャップに繋がっていると思います。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

カメラがただの静止画を撮影するだけの媒体に留まる事を私は良しと思いません。
それはそれで必要なデバイスですが、写真で本来伝えたかった事はそれだけではないと思うのです。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

見る人の想像力に委ねる今の写真というアートの形も素晴らしいですが、より一般に受け入れられるために自らその殻に閉じこもっていてはいけないと思うのですよ。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

スマートフォンのカメラがハイエンドデジカメを使う人達に手放しに褒められる理由としては、その殻を破壊する要素を取り込もうとするgreedyな姿勢を本質的に理解しているからだと思います。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

私が紙というアウトプットに拘らない理由はそこで表現の幅を狭めたくないからです。
現在は文章と絵を合わせるという既存の表現方法に乗っかってしまっていますが、WEBの発展と共にそこは変えていきたいなと思っています。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

話が大きく逸れてしまいましたが、静止画を限りなく忠実に写し取るカメラとしてはX1Dは殆ど不満がない領域に達しています。
そのポテンシャルをどうやって使うかは、撮影者の技量次第ということで、このカメラを使って文句を言うのは恥ずかしくなるなということでプレッシャーが凄いです(´ω`;)

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

写真ってなんだろうという問いを改めて認識させてくれたX1Dは素晴らしいカメラです。
人間の目を超えるという意味では、高精細すでにその領域かと思います。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

あとは目の持つダイナミックレンジの広さをどうやってカバーするのか。
それを再現することが写真表現として良い事なのか、という問いにもなるのかもしれません。

 

Hasselblad X1D-50c + XCD 45mm F3.5

写真を始めて、目の知覚ってなんだろう、って考えることが増えました。
今後もX1Dを使いながら、セマンティックギャップを超える方法を考えていきたいと思います。

 

iPhone X

従来のミラーレス一眼カメラの延長線上で利便性を考えるのであれば、私は富士フィルムのGFXシリーズをオススメします。
無駄なものをバッサリと切り捨てた洗練された使用感、ルックスを優先するのであればX1Dをオススメします。
少なくとも、X1Dは私が中版デジタルカメラに求めた写りは満たしてくれています。
あとは貴方がカメラに何を望むのか? かと思います。

長くなりましたが、この半年間のエクスペリエンスは私の文章力を持ってしてブログ記事とすることはナカナカに困難でした。
レビューを書きたい書きたいと言いながら半年も経ってしまい、この記事を書くにも3日間悩みました。
まだ見ぬ世界へ踏み出したい貴方へ、是非オススメしたいです。

Ver. 1.0.0(2019年1月1日 20:21)

 

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