Leica Summicron-R 50mm F2.0 ROM 11345
ライカのRマウント用レンズ、ズミクロン-R 50mm F2.0 のROMを手に入れました。
とにかくライカR8が使いたい!と思ったけど、使いたいレンズが特に無い・・・というバカな状況、ライカならやっぱズミクロンの50ミリでしょ、ってことで、ROM付きの最終型をファーストレンズとしてチョイスしました。
元箱付きでして、箱のシリアルナンバーとレンズのシリアルナンバーもバッチリと合致です。
では開けていきましょう。
M型用のレンズと変わらない梱包となっています。
革ポーチも、M型用レンズと同様、付属しています。
天井部分にはライカのエンボスが。
使用の痕跡が全く無く、非常に状態が良いです。
レンズキャップは欠品だったのですが、レンズと同世代のE55純正キャップを付けていただいたのでバッチリな状態なのです。
ズミクロン様の登場です。
重量は約290g、前から1・2・2・1の4群6枚で、プラナーっぽい構成をしています。
Rマウント用のズミクロンとしては2世代目で、この構成としては1976年から2009年まで製造されました。
途中で3カムがRカムになったり、ROMになったりとマイナーチェンジが繰り返されていますが、ROM内蔵の最終型のほうがコーティングも現代的かな?と思い、いきなりROM版を買いました。
製造本数は4000本〜と、正確な数は確認できません。
Rマウントレンズは元々の製造本数が少ないですが、ROM付きとなるとさらに希少なのです。
M型用のズミクロンは短くても最短70cmですが、これは一眼レフ用なので50cmと結構寄れます。
立ち上がらなくてもテーブルフォトが撮れそう。
あわよくば純正フィルターだったら・・・と思ったのですが、マルミ製のMCフィルターでした。形状は純正に良く似ていますね。
E55なのでフィルター径はφ55mmとなります。
これでも実用上は問題無いですが、手元にCarl Zeiss製のT*コーティング付きφ55mmのプロテクトフィルターが余っているので、交換するかもしれません。
3カム版までは銘板の社名がLeitz表記ですが、Rカム以降はLEICAとなっています。
ここを確認するだけでも、どの程度世代が新しいレンズなのかは分かります。
シリアルナンバー的には1998年製造のようです。
コーティングは紫色っぽい、いかにも現代レンズな色をしています。
絞り羽は6枚とちょっと少なめ。
前玉は無傷でした。
後玉も同様のコーティング、当然ながら無傷でした。
左側の接点が、R8以降で使える電子接点です。フラッシュ撮影しないのであれば全くもって不要です。
右側のカムがRカムと呼ばれるやつです。
前の所有者さんはコレクターだったらしく、マウントも無傷、使用の痕跡が殆どありません。
M型のズミクロン50mm 4thのように、フードはビルトイン式になっています。
引っ込めた状態だとこんな感じです。
引き出すとこうなります。
多分使うときは引っ込めたままになりそうですが。
M型ライカ用のレンズとサイズを比較してみます。
左から、
・Summilux-M 50mm F1.4 ASPH.
・APO-Summicron-M 50mm F2.0 ASPH.
・Summicron-R 50mm F2.0 ROM(本レンズ)
・Elmar-M 50mm F2.8
・Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
となります。
一眼レフ用レンズだから大きいかな?と思っていたのですが、そこまで大きくなかった。
MFレンズですからねえ。
もう少し別角度から。
径は、左から
・E46
・E39
・E55(本レンズ)
・E39
・E46
となってます。
Summicron-M 90mm F2.0 pre ASPH.と同じ径なので大迫力です。
前玉のサイズで言えば、当然ながらズミルックス50mmが一番大きいですねえ。
こうやってみると、R8が特別大きくないというのも良く分かるかと思います。
密度はメチャクチャ高いので激重たいですがw
ライカR8に取り付けてみる。
うおおおおおカッチョイイイイイイ!!!!
ちょっと上から。
いかにもプロ機な佇まいです。
うーん、マンダム。
ファーストレンズをROMズミクロンにしてよかったなと思えます。
真正面から。
イカツイですね。
この分厚さだけはM型に負ける所です。
一眼レフですし仕方ないですね・・・。
アポズミクロン50mmを取り付けたM240との比較を。
重量的な問題はありますが、サイズ的には2台持ちしてもよいかな〜と思えます。
デジタルカメラでもバリバリ使えるレンズが手に入ったので、色々と撮っていきたいと思います。