Leica R8 Silver Chrome 10080

   

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ライカR8 シルバークロームをフルセットで入手しました。
このボディ、手に入れてからブログに書くまでのタイムラグがあるのですが、Rマウント用のレンズが手に入ったためやっと開封の儀が行えます。

Rマウントのレンズは、かつては相場だだ下がりだったようですが、ミラーレス機が登場して今はお値段が復活したようです。
ライカM240も純正でRマウント用のアダプターが出ていますし、レンズプロファイルも内蔵しているのでRマウントレンズの受け皿としては最も適しています。
ですが、Rマウントボディーのお値段は下がる一方で、ライカフレックスやSLなどはヘタしたら1万円未満で手に入ります・・・・。
Fマウントの入門機と相場が変わらん・・・。
R8もニコンF、キャノンF-1と大差ないお値段で取引されています。
Fマウントの電子化されたプロ用フィルムボディーのラストであるNikon F6なんかは未だに20〜30万円とか凄まじいお値段しますが、同じ電子化一眼レフでもR8の価格は酷いもんです・・・。1/10ですな(´ω`;)
レンズが高い&AFが無いからですかね・・・。

これからフィルム一眼レフを始めたい!という人で、レンズを手に入れる勇気さえあるのであれば、R8は金銭的投資は最小限で手に入る電子化プロ機ですし、良い選択肢なのではないか、と個人的には思いますw

では中を見ていきましょう。

 

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元箱の側面を。
箱に貼付してあるシールとボディーのシリアルナンバーが合致してて嬉しいです。

 

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パカっと開けると、ストラップとマニュアル類が。

 

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売られていた当初の輸入代理店であったシーベルへグナーの日本語訳マニュアルが付いていました。
電子化されたカメラということで、操作がかなり複雑です。これは非常にありがたいです。ネットで探しても、R8の和訳マニュアルは落ちていません。ちなみに英語版のR8用マニュアルはネットにPDFで落ちています。
マニュアル以外のギャランティーカードやらその他諸々、恐らくフルセットと思われる揃い方です。

 

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ちなみに和訳されたマニュアルですが、完全な対訳となっていません。
左上を見ていただくと明らかですが、日本語訳のほうには電池ボックスの外し方が書いてありませんwww
最初電池を入れる時、やり方分からずかなり混乱しましたよ・・・。

 

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シイベルヘグナーさん、もう少しがんばりましょう・・・。
今は社名が変わってしまい存在していませんが。

 

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マニュアルの奥にはボディーを収めたボックスが。

 

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R8というエンボスが付いているケースになっています。

 

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開けるとボディーの登場です。

 

Leica R8

R8さん、結構な数の出物がありますが、状態がよろしい物は少ないです。
ずっと狙ってはいたのですが、ここまで完璧なものはまず無いんじゃないでしょうか・
ほぼ使用した痕跡が無いです。

ボディーの重量は、890g(電池を含まず)と超ヘビー級です。
真鍮製のトップカバーの分厚さが1mmもあるという、とてつもなく強靭な作りをしている弊害です。

この重量の問題を解決するべく100gほど軽くなり、軍艦部にフィルムカウンター液晶が着いたのがR9となります。
R9にはシルバークロームボディーが無く、M9みたいな色のアンスラサイトグレーしか無いです。
R9は最終型なだけあって、相場はそれなりに高めなのでアウトオブ眼中でした。

 

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軍艦部を見ていきましょう。
ダイヤルOFFの状態だと電源オフでシャッターが切れません。
m・・・マニュアル
A・・・絞り優先AE
P・・・プログラムオート
T・・・シャッタースピード優先AE
F・・・フラッシュモード

となります。
95%が絞り優先AE、残り5%くらいがマニュアルで、TvやPは使うことは無さそうです。

 

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シャッターダイヤルは16s〜1/8000まで、中間位置クリック付きです。
人差し指でクルクル回せるので非常に操作性が良いです。
M型ライカは、フィルム機だと1/1000が最大、デジはM8で1/8000、それ以外は1/4000なので、この1/8000は非常に助かります。
フィルム機で1/8000が使える機種は非常に限られます。1/8000があると、日中から躊躇なくISO400のフィルムを詰めることが出来ます。

その右側が測光モードで、●がM型ライカでお馴染みの中央重点測光、□内に●が分割測光、□が平均測光です。
ポッチを押し込むとクリクリと動きます。

巻き上げレバーは程よいトルクで、非常に感触良く、ヌルっと動きます。これはタマランくらい気持ち良い・・・。
モーターワインダーを付けたほうが見た目は良いのですが、この巻き上げができなくなると思うと付けたくなくなります。

Rの文字の横のポッチは巻き上げ時の逆回転ロック解除です。

その下側の矢印と□×2の所は、多重露光用のダイヤルです。
ダイヤルを手前に動かしてシャッターボタンを押すとガチン!とミラーアップされます。
もう1回押しこむとシャッター幕が開閉してミラーが戻ります。
ミラーアップさせた後にダイヤルを戻すとミラーは落ちますし、20秒の時間経過でも自動でミラーダウンします。

 

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マウントも殆どキズがなく、使用の痕跡が見られません・・・。
取り付けられるレンズは、ROMカム・Rカム・3カムで、2カムと1カムレンズは取り付けられません。電子接点と干渉します。
Rマウントのオールドレンズには殆ど興味が無いので、2カム、1カムが使えなくても私的には全然問題ないです。
1カムレンズは少ないですし、2カムレンズの多くは3カムでも出ているので、使えないものは非常に少なくはあるのですが。
ちなみにM240やミラーレス機にRマウントレンズを付ける時は1カムだろうがRカムだろうが、何も問題無いです。
開放測光などの連動の関連で、フィルムボディーだと問題多々なのです。

 

上に見える接点はROMと呼ばれるレンズ群がボディー側に焦点距離を伝えるためのものです。フラッシュ撮影しないのであれば完全に不要ですね。
マウント左側のレバーは押し下げるとレンズが絞りこまれ、被写界深度の確認が出来ます。

その下側はレンズ脱着用ボタン。

右側上のレバーはミラーアップレバーです。

右下はシンクロ接点で、レバー位置で先幕、後幕の切り替えが出来ます。
シンクロ同調速度は1/250となります。

 

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左上のレバーは露出補正用レバーです。
右側に押し込んで上下にクイクイとやると、0.5EVづつ上下されます。
押し込んで下長押しで露出補正が元に戻りますし、クイクイとやって±0EVにしてもOKです。

その右の回す所は視度補正用ダイヤルです。
アイピースを外して、手前側にダイヤルを押し出してクルクル回すと視度補正出来ます。

アイピース右上のレバーは、押し込むとアイピース脱着が可能になります。

アイピース右下のレバーはファインダーシャッターです。
三脚に立てて撮る時、ちょっとでも内部乱反射を減らしたい時はこちらでファインダー側にシャッターをします。

貼り革の右側に見えるのはフィルム送りが正常にできているかの確認窓です。
巻き上げてここが動かないとフィルムが噛みこんでいません。
バルナックライカやM型ライカにありがちな、撮ってたと思ったらフィルムセッティングに失敗してた・・・ってミスが防げます。

 

こうやって書いてると、本当に機能てんこ盛りですね(´ω`;)
ただ、操作体系が非常にわかりやすくなっていて、一瞬で覚えることが出来ました。
マニュアル操作に特化したプロ機感がハンパないです。

貼り革のゴムもペタペタしたりせず、状態良くて嬉しいです。

 

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Summicron-R 50mm F2.0 ROMを付けた状態でファインダーを覗くとこんな感じになります。
R8はファインダーが青い、とよく言われるそうですが、実際に青っぽく見えますねw
フィルム側に行く光とは別経路なので、別に撮影上の問題はありません。

標準のスクリーンは、中央がスプリット、その周辺がマイクロプリズム、外側はマットとなっています。
スクリーンは交換可能で、全面マットなどにも出来ます。
ファインダーブロックが外せないので、スクリーンに付属のピンセットでマウント側からスクリーンの脱着を行う仕様です。

 

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窓を覗けばフィルムが入っているか、銘柄は何か、などがわかります。

 

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感度設定はDXコードにも対応しています。ISOを+に動かして128000の次がDXコードになります。
DXコード読み取り設定にしているにも関わらず、DXコード無しのフィルムを入れるとISO100として認識されます。

右側はセルフタイマーのボタンですが、私の撮影スタイル的に使うことはないでしょう・・・。

 

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フィルム室をパカっと。
とても綺麗です。

 

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一番左側の爪を押して、そのパーツを下にグイっとやると電池室が出てきます。
接点や銀色の丸いパーツはモーターワインダーやモータードライブ用のものです。

R8は初期のものは壊れやすくて色々問題があるらしいのですが、このシリアルナンバーの時代は結構後期なので、そういったトラブルも問題無さそうです。
このシリアルナンバーも購入の決め手となりました。

 

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電池はCR2を2つ使います。

モーターワインダーを付けた場合はワインダー内部にCR123を2つ入れて、それがボディーの電池を兼ねます。

モータードライブは専用のバッテリーが必要で、当然チャージャーも要ります。
これがキモとなるので、モードラを使うのは結構非現実的なのではないかとおもいます・・・。

 

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電池室をパカっと。
この辺りの見えない場所の質感は国産機と変わらない感じですね。

 

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手持ちのライカのカメラをズラっと並べてみる。

左上がM7、右上がM(typ240)、左下がR8、右下がバルナックIIIcです。
R8、そこまで大きくは無いのですが、このライカらしからぬイカツさとプロ機っぽさに惚れてしまいました。
Rマウントのレンズって全然興味が無いのですが、このR8やR9の見た目が好きで手に入れました。

このデザインは現行機種であるライカSシリーズに引き継がれていますね。
モーターワインダーやモータードライブを付けたほうが見た目的には完結しますが、実用上は不要ですし、重たくなるのでどうなのかなぁ・・・と。
価格はどちらも二束三文なので、機会があれば欲しいです・・・が、気持ち良い巻き上げフィーリングを捨てるのは如何なものか(´ω`;)

 

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整列させてみる。

R8はやはり大きいですが、防湿庫の邪魔者、となるほどのサイズではないかなと。

 

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比較的広角レンズであるiPhone 6plusのカメラを近づけて撮ると色々とサイズ感がおかしいですが、参考までに別角度から(´ω`;)

 

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こうやって何気なく置いてある感じだと、M型ライカとくらべてもメチャクチャ大きい、という訳では無いです。

物としての質感も素晴らしく、"非常に中身が詰まってる感"がハンパないです。
持った瞬間に、「あ、これプロ機だ」と分かる作りをしています。

普通はレンズが使いたくてボディーを選ぶものですが、R8だけは、ボディーのあまりのカッコ良さに使ってみたい!と思わされました。
GWは時間もあるので色々撮りたいと思います(´ω`)

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