FUJICA AX-3 & EBC X-Fujinon-W 28mm F3.5

   

富士写真フイルム(現:富士フイルム)のフィルム一眼レフ機カメラ、フジカAX-3をかなり前に手に入れています。
富士フィルムは今、ミラーレスデジタルカメラが熱いです。
コンパクトのX-100シリーズはもちろん、中判のGFX 50S、APS-Cだけどボディ内手ブレ補正の入ったX-H1と、国産ミラーレス機はソニーとフジの一騎打ち感を感じます。
私はソニーのα7系をα7RIIまでひたすら試してきまして、ちょっと飽きたので暫くはミラーレス機から距離を置いています。

今やデジタルカメラ界で一際輝く星となった富士フィルムさんですが、フィルムの一眼レフ機はあまり目立って居なかったようです。
G系の中版レンジファインダー機やナチュラ・クラッセなどのコンパクト機、TXシリーズ・G617シリーズのパノラマなどはご存知の方は多いでしょうが、私も「一眼レフ機ってなにかあったっけ・・・」みたいな所はありました。
STシリーズがM42マウントの系譜、AXシリーズがXマウント(フジカXマウント、フジカAXマウントと言うべき?)という独自マウントです。
現在のデジタル機もXマウントと呼称されていますが、このAXシリーズのマウントとは違います。
後述しますが、マイナー故か、マウントアダプターの数も非常に少ないです・・・。

1年くらい前に、イエネコカメラさんにこのAX-3がひっそりと並んでおり、すごくキレイな個体なのに全然売れていかない・・・。
触ってみると小さくて軽くて可愛いし、ファインダーも見易いし、ピカピカでキレイだし、付属品もあるし・・・で愛着がドンドン湧いていき、Nikon F-501を下取って戴いてこのAX-3をお迎えしたのでした。

 

AXシリーズには、廉価版で絞り優先AEのみのAX-1、絞り優先AEとマニュアル撮影可能なこのAX-3、絞り優先AEとSS優先AEとプログラムAEとマニュアル撮影可能なフラッグシップ機のAX-5があったようです。
せっかくなのでフラッグシップ機のAX-5の綺麗な個体を探していますが全然見つかりません・・・。
AX-3は中途半端なスペックのため、あまり人気が無かったようですね。
でも、実用の上では、絞り優先AEとたまにマニュアル撮影をするくらいなので、私の用途としてはこのAX-3がニーズには一番マッチしている機種とも言えます。

 

そしてこの付属品の完璧っぷり・・・。
包装袋からストラップ、マニュアル、保証書、ハガキやら、全て揃っています。

 

ほぼデッドストック品状態ですね。
この辺りが纏まっているのは今となっては貴重なので大切に保管しておこうと思います。

 

肝心のカメラボデイのほうを見ていきましょう。
軍艦左側でフィルムの感度設定と露出補正、電源ON,OFF,タイマー撮影の設定が出来ます。
この状態だとOFFですね。

 

手前に1クリック引っ張りますと電源ONになります。
露出補正は、ASAの文字の左側の白い突起を押し込みながらでないと回らないためちょっとやりにくいです。
後述のAEロックモードにして、適正露出を拾ってきて半押しロックのほうが使いやすいなーと思いました。

 

軍艦右側を。
巻き上げの感触は中々に良いです。
Rの文字の左下の肌色ボタンを押し込むと、撮影後にフィルムをパトローネに巻き取るためのロックが解除されます。
シャッターボタンの左側にある小さい銀色の突起を押しながらシャッターボタン周りのダイヤルを回すと、B→AEL(ロック)→AE→1/1000とシャッタースピード制御が変わっていきます。
これもボタンを押し込まないと回せないので不便ですね・・・。
AELかAEで使う人が大半かと思いますので、これでも不具合は無いかと思うのですが、もう少し使い勝手が良くてもいいのでは?と思ってしまいます。

 

ペンタプリズムの部分にあるこの3つのプレートは何なんですかねえ・・・?
AX-5だとこれが5つ並んでいます。
見てのとおり、非常に綺麗な個体です。
というか、使われた痕跡が殆ど無いです。

 

イエネコカメラさんで整備してもらっているのでミラーボックス内も非常に良い感じです。
50mm F1.6のレンズを付けた時のファインダーの明るさはちょっと感動しますw

 

裏面のシリアルナンバーと箱に入っていた保証書のシリアルナンバーが合致してますね・・・。
右側にはタイマー撮影時にスピーカーやら、グリップへの接点ですかね。

 

ファインダーには長時間露光用のシャッターが付いていまして・・・

 

パシッと閉められます。
ライカR8にもこの機能があって感動したなぁ・・・とw
三脚で長時間露光とかライカではやらない撮影方法なのでこういう機能はとても新鮮です。

 

シャッター幕も超キレイです。
右側のフィルムの宣伝ステッカーに時代を感じます・・・。

 

先日のブログ6周年記事の撮影にはこのEBC X-フジノン-W 28mm F3.5を使いました。
こちらも使用された痕跡が殆ど無い素晴らしい状態です。

 

脱落させて紛失しそうな感じのフードも綺麗に残っております。

 

このEBCの文字の緑色の墨に絶対的な安心感を私は感じてしまいますw

 

最短撮影距離が30cmなのは嬉しいですね。
先日の撮影では、普段のライカとは違って寄った写真が撮りたくてこのレンズを使うことにしました。

 

マウントはバヨネットタイプです。
M42系のフジカST用レンズも簡単なアダプタ経由でAX系ボディに装着できます。

 

フードを付けると結構壮観なお姿に。
先日の撮影はフード無しで行っています。

 

これだけフードが大きくても一眼レフであればファインダーのケラレとか気にしなくて済むのが良いですよねえ。

 

クリップタイプのキャップもちゃんと残っています。

 

先日は50mm F1.6も持ち歩いていたのですが、このレンズ、最短が60cmとライカレンズと10cmしか違いがないため、出番がありませんでした。
近々試してみたいとは思っています!

 

フジカST用のM42系レンズやフジカAX用のレンズが元箱付きで少しずつ揃っており、既にシステムとしては一式完成したかな、という感じです。
焦点距離で短いほうから、19mm、28mm、35mm、50mm、90mm、135mm、29-47mmズームと、もうコンプ状態ですw
いつまで経っても終りが見えないマウントより、こうやってサクッと完結できるマウントのほうが気分的に楽です(除く、レンコン絞りレンズw)。
しかも元箱付きのデッドストック品状態で殆ど揃ってしまいましたし、気分は新品スタートですよ(´∀`)

ライカM10やM240などに取り付けるためのマウントアダプターですが、現在は手に入らなくなってしまいました。
1年くらい前に思い切って作ってもらって良かったですよ。

現在のフジXマウント用へのアダプターはあるみたいです。Eマウント用へのアダプターも探せば見つかるかも・・・?

軽量で、安心して使えるフィルム一眼レフ機システムを構築したいという思いがあって、それがたまたまこのFUJICA AX-3で達成されました。
ニッコールレンズで揃えるとかなりの金額がかかりますが、状態を問わなければヤフオクなどで安価に構築できるマウントではあります。

 

Fujica AX-3 + EBC X-Fujinon-W 28mm F3.5 + Ektar 100

写りに関しても、現状見てる限りでは全然不満がありません。
フラッドベッドスキャナでガチスキャンして何処まで写ってるか、確認してみたいなぁと思ってます。
詳しくはこちらの記事の写真を見てください。

 

使い勝手に関しては不満が1つだけ。
このカメラ、グリップが無いのですが、掴んだ時にレンズの右側に見える銀色の突起に指の甲が触れることが多々あります。
これ、レンズの絞り込みボタンなのですが、シャッターボタンを押した時に突起に指が触れていると、絞り込みの動作時に突起が引っ込みボディがグラつきます。

シャッターボタン押し→絞り込み→ミラーアップ→幕走査→ミラーダウン→絞り込み戻り

って動くと思うんですが、手ブレ写真が生まれないかドキドキしますよ(´ω`;)
もう少し絞り込みボタンの場所を考えて配置してほしかったなぁ・・・と思いますが、今更ではありますねw

ボディーもレンズもピカピカ、比較的小型で軽量、誰かとカブることも少ないマウントということで、かなりお気に入りな子になっております(´ω`)

ボデイ紹介まで1年近くかかっているとおり、現状は稼働率が非常に低いですが、ちょくちょく使っていこうと思います!(`・ω・´)

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