ローライフレックス 2.8F 3.5F のストラップでお困りの方へ

      2016/04/14

 ローライのストラップが不安なので新調しました。

大須にあるwiche brise(ヴァイヒィエ ブリーゼ)さんのストラップに、ローライのカニ爪金具を移植。
wiche briseさんはカメラ系のニュースサイトや雑紙やらでわりと有名なストラップ屋さんです。
こちら、基本的にリング形状のストラップしか作っていないので、ローライにはつけられません。
そこで、センターワイドタイプのプレーンのストラップを購入して、移植。

リングを縫いつけてある部分は切断。オリジナルのストラップからリベット(カシメ)を外します。
オリジナルストラップも生きたままです。どちらが落下事故を防げるか、見れば歴然でしょう。
ローライは割と重たい(1kgはあるとおもう)ので、首に当たる部分に向かって太くなっているタイプのストラップを選択。weiche briseさんのストラップはデコデコなのがウリですけど、カメラ本体に巻き付けたときにキズつくのが嫌なんで自分は避けてます。
NEX-5でもweiche briseさんのを愛用してます。
ただまあ、買うとき、改造前提だったんで、「保証は一切しません」、「返品も受け付けません」、「金具持ち込みでのオーダーもやりません」とかやたら口酸っぱく言われた。
んなのわかっとるっちゅーねん。
保証しませんはストラップ選んでるときに10回くらい言われたぞwwww
こっちは保証などいらんw自己責任でやるっつーのwww
さて、本題、お探しの方へ。
ローライのオリジナルストラップは幅12mmです。だいたいこれくらいの幅のお好み革ストラップを探せば、お持ちのストラップの金具から安心して使えるストラップが作れます。
weiche briseさんのストラップは丸紐型以外は、みたとこ全部12mmでした。
オリジナルストラップからカシメを壊して金具を外したり、新しいストラップにそれを取り付けたり、革工作の基本中の基本なので比較的簡単です。
で・す・が。これ重要。安全のために新しいストラップにするのなら、交換も革工作のプロに頼んだ方がいいです。
ローライのカニ爪ストラップにはカシメが4つ必要ですが、東急ハンズとか金物店とかだと1個100~200円くらいします。さらに、工具が無いなら、それも買わないとイケナイ。
プロに頼めば2000円でできます。
町中にある、靴とか鞄を直してくれるお店に行けば、30分でやってもらえます(状況によっては預かりで2、3日もあるかも)。仕上げも上手いです。
自分でやる方が下手したらお金もかかって出来も悪くなるので、素直にプロに頼んだ方がいいのでは、と、自分は思う。
あと、これもどう思うか。オリジナルのストラップを破壊していいのか。文化遺産を壊すのと一緒だと。
自分はかなりオリジナルを重視する人です。
サックスでも、リラッカーとかリプレートしてたらゴミだと思う。マウスピースはまあ、オットーリンクはオープニング上げるリフェースは許す。ガーデラはリフェースしたらゴミ。
カメラレンズも研磨とか狂気の沙汰だと思う。レンズ設計者に対する冒涜レベルで。傷だらけで研磨しなきゃゴミ、みたいなのを救出するためにやるならやむなしですが、撮影に影響が無いレベルとか、掃除でなんとかなるレベルのを研磨しちゃうのはどうかと・・・。
ストラップも本来は維持するべきですが、なんせモノが革ですからねえ・・・。
最高級の革とかを1年に1回オイル入れてきたとかなら50年耐えるでしょうが、そこそこの革を50年放置で酷使とか、もう強度的に限界きてるはず。
無理にオリジナルストラップを使い続けて、落下事故起こして本体を破壊する方がよっぽど文化遺産の喪失だと思うのです。
なので、ストラップは躊躇することなくカニ爪移植しました。
一応、オリジナルについていたカシメ金具は無惨な姿になりながらも全部回収しましたけどね。
Swimming Flyとかいうローライフレックスに使えるストラップでましたけど、一切固定が無いので怖くて自分には使えない・・・。それに、脱着が簡単なカニ爪をつけてこそのローライだと思う。
みなさんどう考えるか、人それぞれでしょうが、ストラップにお困りでしたら、是非ともカニ爪移植を考えてみてください。探しても、ローライのストラップは売ってないですw
あっても50年前の未使用品とかで値段も万単位。
今回私がかかった金額はストラップ6000円とカニ爪移植費2000円の計8000円です。
それでシャレオツ系ストラップに生まれ変わりました。

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