ワケあり品のALIENWARE 15を手に入れて復旧させたお話(2018年10月)
今週末は台風の接近で土日共に雨降り、日曜日は午後から酷い天気でした(´ω`;)
なので写真は撮れずだったんですが、土曜日にひょんなことから手に入れたALIENWAREというDELL製の泣く子も黙るゲーミングPCのセットアップを行っていました。
コレを手に入れたが故に、前記事のMacbook 12インチを売り出している、というのがありますw
名駅のビックカメラ内にあるソフマップで「Thinkpad X1 Carbonの中古無いかな〜」とフラフラしつつ、ついでだしとゲーミングノートの棚も見に行ったら店員さんがサササと寄ってきて「これ、安いんですけど、いろいろワケありなんですよ」と。
話を聞くと、
1.電源アダプタを挿してもバッテリーが充電されない
2.内蔵WEBCAMが撮れるものの、ライブビュー表示出来ない
3.内蔵の無線LAN、有線LANのドライバが付属のWin8.1で当たらない
4.OSが何故かSSDではなくHDDにインストールされている(これは後に私が指摘して判明)
という状態。
ネットワーク関連が死亡ということで、ゲーマーが使うには絶望的な状態です。
そもそもWindowsで使う気があまり無い(Ubuntuで使うし)のでWin 8.1でドライバーが当たらないのは問題がありませんでした。CUDAでGPGPUしたいので、NVIDIAのGPU付きは非常にありがたい。
この機種の中古相場の1/3くらいの価格ということで賭け的な要素もありましたがご購入となりました。
Thinkpad X1 Carbonも、このALIENWAREもカーボンファイバー筐体なんですが、あまりに異ジャンルすぎますねw
左がエイリアンウェア15、右がメイン機のMacbook Pro15です。
ガワの大きさは変わらないように見えますが、エイリアンウェアはめちゃ分厚い&重さが4kg近いです。MBPはペラペラに薄い&重さ2kgと、仮に持ち運ぶなら雲泥の差が出そうですw
グレイモチーフのボタンをポチッと押しますと電源が入ります。
スペックとしては、Core i7-4720HQ 2.6GHz, メモリ16GB, m.2 SSD 128GB, HDD 1TB, GeForce GTX980M 4GB(Maxwell世代), 1920x1080 IPS 15インチ液晶といった感じでメインのMacbook Pro15を超える性能です。
2015年初期に発売されたエイリアンウェアのモデルみたいです。
GeForce GTX980Mは次のPascal世代のGTX 1050Ti以上の速度が出るということで、発熱の問題はさておき、1050Tiのカード単体+αの価格でノートPCに980Mが組み込まれたものが買えたというのはお徳すぎましたw
GTX980MのCUDA Core数も1536個と心強い・・・。Maxwell世代は倍精度浮動小数点数演算ユニットが実質無いようなモノなのでハイパフォーマンスコンピューティング用途には向いていませんが、単精度あれば十分な深層学習で使うなら問題無いのです。
購入直後のパーテイション分割はなぜかデータドライブ化しているSSDのパーテイションに気持ち悪い中国語のボリュームラベルが・・・。
これ、データとかそんな意味の単語らしいですが、前所有者さんは中国の方だったんでしょうか・・・。
回復ディスクをUSBで作ってSSD側にOSインストールを試みてみたり・・・
付属のDELL製の回復をしてみるものの、システムドライブは入れ替えられず。
Winは7までしか使っていなくて8以降の独特な用語に全く慣れず・・・です。
バッテリーが充電されないトラブルはDELLのノートPCによくあるトラブルらしく、バッテリーを物理的に分離して電源ボタンを30秒以上長押しすると治る事があるとの事で試しましたがダメポ。
m.2のSSDにOSを入れるときはSATAのHDDを外すとトラブルが起きにくいとの事で外してみるものの、SSD側にOSの再インストールは無理でした。
UEFIの設定も色々弄ったんですがだめでした(´ω`;)
付属のWindows 8.1はそもそも無線LANのドライバーが当たらなかったりとOS側も怪しげなので、手元にあるものの一度も使っていなかったWindows 7 64bit Ultimateのライセンスを使い・・・
無事にSSD側にWindows 7を導入。
USBストレージ経由でダウンロードしてきたドライバーを導入しまして、無事にデバイス類の動作も確認、ネットにも繋がるようになりました(´∀`)
HDD側にはUbuntu 18.04.1 LTS をインスコ。やっぱUbuntuは爆速ですね。
デュアルブート環境となったのでした。
ただ、納得行かず、結局はSSDにUbuntu 18.04.1を入れ直し、HDD側もフォーマット。ゲーミングパソコンは完全に機械学習・深層学習用途のマシンとして生まれ変わったのでしたw
初期からあったトラブルとしては、バッテリーが充電されない不具合だけが残りました。これはバッテリーリフレッシュをソフトウェア的に行った後にバッテリーを外して電源長押しすれば治るかも、ですが、Ubuntu経由でバッテリーリフレッシュの操作が可能なのかを探し中です。
Ubuntu 18.04.1に先週くらいからCUDA Toolkit 10.0と共にTensorFlowが対応したので、あとはCuDNN 7.3やKeras、Anaconda 3などをポチポチとインストールしたら環境構築完了となります。
文章で書くと短いですが、まるっと1.5日、時間を使いました(´ω`;)
それと並列してMBPのOSとMB12のOSをMojaveにしたり、MB12のSSD初期化→OS再インストールをやったりと普段の週末以上に疲弊したのでしたorz
でも、特化環境が特価で手に入ったため、満足しておりますw
台風も無事に(エアコンの室外機が少しトラブりましたが)過ぎ去ったため、来週は写真をパシパシしたいと思います(`・ω・´)