Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens Fマウント限定版

   

ロモグラフィーのアートレンズシリーズの第3段、ダゲレオタイプアクロマート64mm F2.9を入手しました。
ダゲレオタイプとは湿板写真以前の銀版を用いた古典撮影技法の事です。
Twitterなどでは自分で銀盤を作成し、その技法で撮影されている方々もいらっしゃったりします。
当時は2群1枚のアクロマートレンズが主流だったようで、そのレンズを現代のカメラマウントとして復刻したものがこちらのレンズとなります。

マウントアダプター経由のミラーレスカメラで使用が主体ですので、マウントはFマウント版にしています。
こちら、クラウドファウンディング版でして、シリアルナンバーは二桁、スペシャル絞りプレートも付いています。

 

さて、パッケージを開けていきましょう。
Minitar-1みたいに重厚な作りをしています。

 

作例写真集が付いています。
コレを見てると創作意欲が掻き立てられますw

 

シリアルナンバー記載の保証書など、色々と入っております(´ω`)

 

クリーニングクロスとマニュアルです。

 

革製のポーチも付いておりまして、この質感もなかなかに素晴らしい・・・。
ですが、勿体無いので使いませんw

 

左が差し込みタイプの絞りプレートを取り付けるためのアクセサリキーパー、右が限定版のスペシャル絞りプレートです。

 

箱の裏をば。

 

このようにストラップに絞りプレートを取り付けて持ち運ぶ事になります。
容易に脱着できて、使い勝手は素晴らしいです。

 

絞りプレートには一つ一つ刻印も入っており、凝った作りをしてくれています・・・。

 

レンズ構成は1群2枚のアクロマートレンズそのものです。1群3枚だと色消しでアポクロマートレンズになりますね。
レイクォール製のFマウント→Lマウント変換アダプタを付けた後にL/MリングでMマウント変換しまして・・・。

 

ライカM10に取り付けるとこのような感じになります。
なかなかにフロントヘビーでして、レンズをしっかり支えていないとカメラが下を向いてしまいますw

 

Leica M Monochrom (typ246) + Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens F-mount

実際に撮影した写真を・・・。
ピント箇所はなかなかにシャープに写っていますが、ボケが絞りプレートのおかげもあってか非常に個性的です。

 

Leica M10 + Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens F-mount

カラー機で撮影すると、もはや絵画みたいになりますねw

 

Leica M Monochrom (typ246) + Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens F-mount

モノクロもカラーも、どちらも良い感じです。

 

Leica M10 + Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens F-mount

ドピーカンでカラー撮影。
かなりのソフトフォーカス感が出ています。
画角的には標準からやや中望遠なので、ポートレート撮影などで使うと面白いんでしょうなぁ。

 

Leica M Monochrom (typ246) + Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens F-mount

偶然発生したフレアが銀板のスレっぽい雰囲気を醸し出してくれています。

 

Leica M10 + Lomography Daguerreotype Achromat 64mm F2.9 Art Lens F-mount

ペッツバールシリーズといい、このレンズといい、ロモは鏡筒もカッコいいし写りも個性的なレンズを次々と出してくれています。
状態的にリスキーな古いレンズを手に入れるより、安心して使えるこういったもので昔ながらの写りを楽しむというのもなかなかにオツだと思います。

ロモのクラウドファウンディングレンズは常にチェックしているので、次はどんなレンズが発売されるのか、ワクワクしていたりするのでした。

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