Canon 50mm F1.4 ライカ Lマウント
2016/05/03
ライカLマウントのレンズ、キャノン 50mm F1.4の整備済みを手に入れました。
こちらのレンズ、Canon 7やCanon P用の標準レンズとして1959年から作られています。
50mmのF1.5は3群7枚のゾナーをまんまコピーしたものですが、こちらのレンズ構成は4群6枚のガウス型。
最短撮影距離はL39なので1mとなります。
イエネコカメラにてCanon7に付けて並べられていたのですが、ボディーだけ売れてレンズだけ残っていました。
当然ながらOH済み。状態もよく、写りも気に入ったのでお迎えすることにしました。
流石イエネコカメラ、フィルターまで当時の純正品が付いています。
フィルターのガラス面はとても綺麗でキズも無く、十分実用に耐えうる状態です。
コーティングはアンバーな色をしています。
前玉にキズはありませんが、2箇所ほど小さな汚れが付いています。
ヨゴレなので取れなくも無いのですが、無理に剥がしてコーティングが劣化すると嫌なのでそのままです。
写りへの影響は皆無と言って良いでしょう。
絞り羽は9枚。
F2.0〜F5.6という、よく使うF値では結構凄い星形な形状になります。
F8.0〜F22では綺麗な丸型になるんですけどねぇ・・・。
後玉も無傷。
整備済みなので当然ながらクモリなどもありません。
私は状態が良い物以外は買わない主義なのです。
鏡筒も非常に綺麗です。
赤外線用の指標が付いている所に時代を感じます。
無限遠ロック機構もパチっと気持ちよく決まります。
純正フード。
アタリなどもなく凄く程度が良いです。
横のネジを回して鏡筒に締め付ける形で取り付けます。
意外としっかり固定されるので、よっぽどでなければ脱落することは無さそうです。
キャップはもちろんのこと、リアキャップまで純正です。
しかも恐ろしく綺麗・・・。
50年くらい前のものがこの状態で残っているというのは驚異的ですよねぇ。
ライカM240に取り付けたお姿を。
見た目に関しては、フードがあってこそ完成形なのでなかなかカッコイイです。
ですが結構長いですね・・・。
これだけ大きなフードだと効果も期待できそうです。
フードを外すとこんな感じになります。
持ち運びを考えるとこの方がスマートで良いですね。
2016年3月25日の中日新聞に1面ブチ抜きでイエネコカメラが紹介されていました。
凄いですね!
素晴らしいカメラ屋さんなので、名古屋にお越しの際は是非イエネコカメラへどうぞ。
ということで試写をしてきました。