Leica M7 0.72 Black Chrome non Engrave

      2019/01/02

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ライカ M7 0.72 ブラッククローム エングレーブ無しを入手しました。
夏頃にコシナのツァイスイコンを入手し、Mマウントのフィルムボディはこれで終わりかな、と思っていたのですが、結局初期不良があって返品となりました。
その後もM6TTLの0.58倍(135mm枠は要らない、28mm枠が見やすいほうが良い。50mmや90mmはx1.25のマグニファイヤー付ければ良い)とか、OH済みのM4とかを物色してました。
ハヤタさんところにOH済みのM4シルバーがあって、どうしようかなぁとずっと悩みつつ、防湿庫の中身を減らしてました。
M7もいいなあ、程度の良さそうなM-Pも良いなあと思っていたら、マップカメラさんにM7が。
ライカカメラジャパンで貼り革交換・ファインダー内清掃・点検済み&ストラップとギャランティーカード以外は付属で、OH済みのM4より安い。
本当はシルバーが良かったけど、この値段なら悩んでるうちに無くなるよなあと思ったのでたまには気分一新、黒で行くか、ということでポチっと。
最後のMマウントフィルムボデイーになってくれると良いのですが・・・。

 
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開けてみます。
日本語と、英語+ドイツ語の説明書が。本当は小さなギャランティーカードも付いてるはずなんですけどそれは無く。
保証期間は切れてますからあっても意味が無いんですが。
マップカメラさんは中古も1年保証ありますので当分は安心かなと。

 
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奥にはMデジなどと同じ内箱が鎮座しておりました。

 
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M7さんのご登場です。

 
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M7にはこちらの1/3Nという電池を2つ使います。
1つでLR44の2個相当なので、LR44を4つ入れれば良いんですけど、電池ボックスの構造上、4つ入れたら取り出せなくなりそうなので素直に指定銘柄を買いました。
店頭だとあまり置いてないです。
ライカストアとか、ビックカメラとか、ヨドバシカメラなら店頭にあったりしますが、面倒くさいのでAmazonでポチりました。
1つ900円程度です。

 
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2つ電池を入れると取り出しやすいよう、手前側の電池は少し飛び出した状態になります。
押し込んで蓋を閉めるのですが、この構造を見ると小さなLR44を無理やり詰め込む気がなくなるのがお分かりいただけるかと思います。

 
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ということで動くようになりました。
交換してあるだけあって貼り革は綺麗ですなあ。

 
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トップカバーには目立ったスレも無く。
エングレーブ無しなのがちょっと寂しいですが、Mモノクロームもブラッククロームでエングレーブ無しですし、我慢できなくもないかな。
そもそも今使ってるM240もエングレーブ無いし(´д`;)
Mデジと同じ場所に電源スイッチがあり、電源OFFの時はシャッターが切れません。
カバンの中で勝手にシャッター押されてた・・・みたいな事が起きません。
ただ、SSが 1/125と1/60の位置にある時だけは機械式シャッターで切れてしまうので注意が必要です。
基本は電子シャッターなので、電池を入れて電源ONの時は1/125と1/60も電子シャッターで動きます。
電池が切れていたり、電源オフの時だけその2つが機械式で動くという仕様です。
電池が尽き果てても一応は撮れますよ、という緊急回避策なのでした。
シャッターダイヤルはMデジ同様、際限なく回転します。
基本AEで撮るので殆ど触ることは無いでしょうが。

 
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裏蓋にはM6以降でお馴染みの感度設定ダイヤルがあります。
真ん中を押しながら回して感度が決められますが、M6やM6TTLと違ってDXコードに対応してます。
でも直接感度指定して使いそう。
ダイヤルの左の黒ポッチを押していると、露出補正ダイヤルが回ります。

 
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ライカ純正の黒レンズってアポズミクロン50mmしか持ってないので付けてみる。
おお、これはカッコイイかも・・・。

 
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うーん・・・マンダム・・・。
デジのシルバーとは違って、黒ボディを買っておいて正解だったのかな。

 
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ちなみにファインダーを覗くとこんな感じです。
デジタルのM型ライカをお使いの方は全く同じと思って頂いて差し支え無いです。
ファインダー倍率はデジタルは0.68倍ですがこれは0.72倍です。
メガネをしていると28mmのフレームがなおさら見難いです・・・(´д⊂)
電源をONにするとSS表示のセグに、設定されているISO感度が表示されます。
DXコードで読み込んでる値や裏蓋のダイヤルで指定してる値が出るのですが、DXコード読み込み指定でDXコードが読めないと強制的にISO100の設定になってしまいます。
ISO400を入れていたのに接点が汚れてて読みこめずISO100で撮ってしまった、とかならないよう注意が必要です。

 
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手持ちのA&Aボディーケースとイエネコカメラストラップを付ける。
良いですねぇ。
ボディーはギッチリ詰まってる感があり非常に重たいです。

 
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A&AのボディーケースはM7用が出てまして、それは露出補正ダイヤルが使いやすいように切れ込みが入ってます。
これはM3〜M6用(M6TTLやこのM7で使うと、トップカバーの背が高くなったおかげで頭が少し出てる感じになります。)なので、露出補正ダイヤルの示す先が見えません。
まあ、MデジでもAEロックを駆使して撮ってしまうので露出補正なんてまず使いませんから、これで実用上問題無いです(´ω`)
何気に手元に一番長く居るライカ用アクセサリがこのボディーケースだったりします。
色々なボディーを取っ替え引っ替え着せられてる子です。

 

Summilux-M 50mm F1.4 ASPH.を取り付けたLeica M(typ240)と比較してみる。
M7は現行機種なので雰囲気がよく似てますね。
現行機種に現行レンズならば時代も合ってますし、"粋"な使い方になるのではないでしょうか。
まだフィルムを詰めて撮っていませんが、触った感覚としては最高です。
Zeiss Ikonも良かったですけど、やっぱりM7には敵いません・・・。
M6やM6TTLはボディーが亜鉛でしたが、M7からは真鍮に戻ってまして、そのおかげかシャッター音も非常に静か&心地良いです。
電子シャッターなので低速SS時にスローガバナーの動作する音もありません。
巻き上げの感触もM6やM6TTLより良くなっており、M3やM4とはまた違いますが、現代のライカが良しとした感触はこれか、と思わされる心地よさです。
全体的に精密さを感じさせる素晴らしい作りをしています。
あまりに気持ち良いのでフィルムも詰めず何枚もパシパシ空シャッターを切ってしまいました(笑)
フィルムのM型ライカはこれで、M6TTLSC→M4BC→M4BP→M3SC→M7BCという遍歴を辿ったことになります。

 
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ということで、明日は何を詰めて撮ろうかと。
名駅のダイヤモンドカメラで色々とぼーたろーさんに相談しつつ、結局SUPERIA PREMIUM400を買ってしまいました(´д`;)
ISO400なのに粒子性良いし、発色も素晴らしいんですよこのフィルム。
部屋に10年前に使用期限の切れてるエクタクロームとか、16年前に使用期限の切れてるポジのタングステンフィルムもあるんですが、これは使えるのかなぁ・・・(笑)
幸いどちらもE-6プロセスなので現像は出来るとおもうのですが、古すぎてポジらしい発色が得られる気がしないwww
まあ、このまま放おっておいてもゴミなので、いつか使ってみようと思います。
なんせ、ポジも安心して撮れるフィルムボディが欲しい、できればAE機で!と考えていてのM7入手なので、積極的にポジフィルムを使っていきたいと思っています。
製造が打ち切られるのも、確実にネガよりポジが先でしょうし・・・。
このワクワク感がフィルムを辞められない一番の原因ですね。
画像素子センサーを毎回自由に選べるというのは非常に楽しいです。
今となっては殆ど選択肢が無いんですが・・・それでも選べるのは嬉しい。
明日の撮影が楽しみです(´∀`)

 
開封の儀
試写その1

 - カメラ・機材, ボディ