KIPON Hasselblad X1D - Leica M Mount Adapter

   

ハッセルブラッドX1D-50cにライカMマウントレンズを取り付けるためのマウントアダプターを入手しました・・・と言っても、X1Dを手に入れた直後から持っていたのですが、エクスペリエンスパッケージに付属のXCD45mmが非常に優秀なため、アダプター遊びをするのをすっかり忘れていました(´д`;)

 

4433フォーマットの中判ミラーレスは現状ですとハッセルブラッドのX1Dか、富士フィルムのGFXシリーズがあります。
GFXはフォーカルプレーンシャッターのため、マウントアダプターを取り付けても幕動作のグローバルシャッター撮影が出来ます。
X1Dはレンズシャッターのため、ボディ側のセンサー前を遮るものが一切なく、電子シャッターによるローリングシャッター撮影しか出来ません(世の中には電子式のグローバルシャッターもありますが)。

発表当初はGFXのアダプターは直ぐに出ましたが、X1Dはファームウェアアップデートで電子シャッター撮影が出来るようになるまではアダプターが出ませんでした。

電子接点付きのレンズ未装着時に撮影ができるような設定があるのが当たり前になっている現状がありますので、X1Dのファームウェアアップデートも時代の流れなのかなぁ・・・と。
ハッセルはVマウントレンズの資産がありますし、中判レンズも世の中には沢山ありますからね・・・。

正直、電子シャッター撮影は無音で撮れることと高速シャッターが切れる事以外はメリット無しですので、マウントアダプターを主体とした運用を考えるなら絶対GFXを買ったほうが良いと思います。
私は純正レンズでX1Dを使っていくのを前提としていたのでX1Dを選んでいます。なので、アダプター経由の撮影はホントにお遊びです(´ω`;)

 

一昔前のキポンのマウントアダプターって、ひと目見て作りが悪いなぁ・・・って物が多々でした。
このアダプターはかなりしっかりしてます。

 

レンズマウント面に傷が付くのでマウントする気も引ける、みたいなことは無く。
これなら安心して取り付けられそうだなーという仕上がりです。

 

正直、このレンズを試してみたいがためにアダプターを買った感がありますw
ローライフレックス用のプラナー80mmをLマウントで復刻した、Rollei Planar 80mm F2.8 HFT LTMを取り付けてみます。

 

比較的新しい割に、存在が殆ど知られていない貴重なレンズだったりしますw

 

バランス的に自立出来ず、前に倒れてしまうのでスポンジ材を敷いて撮影。
XCDレンズは太いので、ライカマウントレンズを取り付けるとスリムに見えますねえ。

 

今日はお留守番だったので庭で軽く撮影したくらいですが、拡大によるフォーカスアシストを使えばちゃんとピントも追い込めます。
一番苦労するのは、シャッターボタンを押してブラックアウトしてからの、実際にセンサーが走査されるまでのタイムラグですね(´ω`;)
押したらすぐ撮れてるのかと思ったら微妙に遅れるため、ローリングシャッター歪みが出ないように、ライブビュー復帰までカメラを動かさないほうが無難です。

 

そしてアポズミクロン50mmwも付けてみる。
後日実写レポートをしたいと思いますが、アポズミクロン、ケラレは少なく、普通にX1Dで運用出来そうな感じです。

 

Hasselblad X1D-50c + Rollei Planar 80mm F2.8 HFT LTM

ローライプラナーは1.5mまでしか寄れないのでかなり中央をクロップしてますが、まあ、普通に撮れますw
80mmのレンズをX1Dに付けた場合、フルサイズカメラ換算で60mmくらいの焦点距離になるんですが、開放で撮影してローリングシャッター歪みを減らす&焦点距離を活かしたボケによる立体感で勝負する写真を撮るべきだなーと。
これはダメダメな構図ですね。

 

ローライプラナーのために買ったマウントアダプターですが、アポズミとの組み合わせがやたら気に入ってしまいましたw
ズミルックス35mmを取り付けた場合は25mm相当くらいの画角になるので、そちらのほうが手持ちのXCD45mmと画角的には被らなくて面白いのかなと。後ほど取り付けて試してみたいと思います。

X1D+アポズミの試写はこちら

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