Leica Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. Floating Elements シルバー
2019/01/02
2014年フォトキナで発表されたシルバーのズミルックス35mm ASPHがついに手元に届きました。
左に居るのは機材入れ替えの予算生贄でドナドナする予定のズミクロン35mm ASPHです・・・。
いままでこのレンズに手を出さなかった理由はシルバー鏡筒が無いから、という極単純なものだったんですけどシルバーが出たのでついに・・・です。
このズミルックス35mmは世代で言うと4世代目。
初代が球面の超絶クセ球として有名なロングセラーのアレ。
2世代目が非球面レンズを2枚使ったせいで製造が難しく極小数生産で終わってしまったもの。
3世代目が非球面レンズを1枚にし2010年まで製造されたもの。
4世代目のこいつは3世代目とレンズ構成は一緒なものの、レンズの絞り羽より後群がフローティングエレメントになってます。
3世代目は近接撮影で絞り値によるフォーカスシフトが激しいらしく、そこをフローティングエレメントで改善したそうで。
Cゾナーでも話題になってる現象ですな・・・。
よってMTFは3世代目と同じです。
あと、フードの取り付け機構も代わり、フードが小ぶりになってます。
※2016年10月20日追記:hamashunさんがFLE無しのSummilux-M 35mm F1.4 ASPH.のフォーカスシフト問題について検証されています。→こちらをご参照ください
開けていきましょう!
現行レンズはこれで4本目ですが、その中でも断トツにデカイ革ケース・・・。
お出ましです。
シルバーかっちょいい・・・。
コレまでのシルバー鏡筒は真鍮製でしたが、これは黒鏡筒と同じくアルミ合金の鏡筒です。
色だけシルバーアルマイト仕上げになっています。
私が黒鏡筒を使わない理由は操作感がシルバーより安っぽいからです・・・。
シルバー鏡筒の絞りのクリック感は黒鏡筒とぜんぜん違う・・・。
こいつも黒鏡筒と同じ素材なんですけど、レンズの重量が重たいせいか、クリック感はズミクロンとかの黒鏡筒よりも重たくて真鍮シルバーに凄く近いフィーリング。
うおー、フードがズミクロン35mm ASPH.より断然カッコイイ・・・。
クロンとルクスの比較。
太さの違いはそんなに気になりませんが長さが1cmほど増えてる・・・。
慣れないとフードをぶつけそうで怖い・・・。
フードはクルクルと回して外すことができます。
フード無しで使うときはネジが剥き出しにならないようこのリングを取り付けます。
左から
Summicron 35mm F2.0 ASPH.
Summilux 35mm F1.4 ASPH.
Summilux 50mm F1.4 ASPH.
です。
豪華な現行ライカ非球面レンズ群。
50mmよりレンズが長いのか・・・。しかもフードが広がってるのでホント気をつけないとぶつけそう・・・。
まだ屋外で実写はしてませんが、部屋でちょっと試写して背面液晶を見ただけでも「何じゃこりゃぁ!」となるくらい凄まじい写りです。
開放からシャープすぎます。
ボケもめちゃくちゃキレイ・・・・。
明日も明後日もライブなんですが、合間を見て試写してきます。