終電後の歩き方

   

00iPhone 6plus

金曜日の夜は終電を逃しました。
というか、タクシーでも大したことない距離で、その気になれば歩いてでも帰れるので時間とか気にもせずw

さて、そこでどうするか。
いつもならお気軽に小型タクシーに乗っかって自宅までスイィィなのですが、その日は違った。
手元にはなぜかペンタックスSPが、そしてフィルムをレンズを提供して頂ける強い味方が!

「タクシーに払う金額がフィルム代+現像代+CDスキャン代と同じじゃん、だったら撮りながら帰ったほうがお得じゃね?」
ってことで、フィルムを譲って頂き、レンズを借り、歩きで帰宅することにしました。

 

01Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

ということで新栄からスタート。
新栄→自宅とか何度も歩いたことがあるので楽勝な距離だと分かってはいるのですが、深夜だとシータクで効率よくショートカットしたくもなるけど写欲が勝ちました。

 

02Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

東山線は金曜の夜だけは午前1時くらいまで謎の終電延長をしているのでそれにあやかることに。
ちょっと楽します(´ω`)

 

03Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

名駅着。
駅前はポケモンやってる若い人がけっこう居てビックリw

 

05Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

流石に駅前は人気が無い所でも明るいなぁ・・・。

 

06Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

栄生駅が近づいてくると段々と暗くなる・・・。
ISO200のF1.8なので不安はあったのですが、SS 1/30固定でイケるはず!
と露出固定でバシバシ撮ることに。

 

08Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

ペンタックスSPは露出計を内蔵しているのですが、使いづらいので正直使ったことが無いです(´ω`;)
電池すら入れていないような気がする・・・。

デジタルライカを使っていると常にF値・SS・感度を意識しながら撮ることになるので、状況毎の体感露出経験値がどんどんたまりますw

 

09Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

看板の絵の生き物がなんなのかわからない。

 

10Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

絶対に黒潰れするだろうな〜とか思って撮ったのですが意外と生きてた。
今回は店頭スキャンの時に、こんな感じでスキャンして〜!という意図をお伝えしたのですが、思ったとおりになっててとても嬉しかったです(´ω`)

 

11Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

殆ど未露光じゃね? というコマが生まれるのもご一興。

 

12Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

流し撮りなんて高度なことは出来るわけもなく(´ω`)

 

13Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

栄生駅に到着。

 

14Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

この歩道橋の上で「名古屋駅までの道を教えて下さい・・・」と聞かれる。
まっすぐ行くだけですよーと。
終電逃したそうです。ナカーマw

 

15Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

栄生駅を過ぎて裏道みたいな所を歩く。
地元民なのでやはり最短ルートを通ってしまうのです。

 

16Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

コマ間が見えないくらいに暗い所ばっかり撮ってるので、スキャンしてくださったダイヤモンドカメラの方、とても大変だったのではと思います(´ω`;)
このレベルの露光しかしてないネガだと、EPSONのフラットベッドスキャナではオートスキャン不可能ですw
手動でスキャン領域指定しないと酷いことになります。

 

17Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

もうすぐ庄内川だ〜!

 

18Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

この辺でまた別の人に名駅への道のりを聞かれる。
終電で寝てたら須ケ口駅だったらしく、そこから歩いてきたそうで。
須ケ口から東枇杷島ってかなり遠いっすよ(´ω`;)
「ここから名駅だったらメッチャ近いっすよ。あそこに見えてるビル群が名駅っす。あのふもと目指して歩けばOK!」
と余裕である旨を伝えて別れました。
まあ、余裕(当者比)なんで、あの疲労困憊した絶望フェイスの方には結構キツイ距離かもしれません・・・(-ω-)

 

19Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

ほぼ最短撮影距離での撮影で口径食を楽しんで・・・・。

 

20Pentax SP + Super-Takumar 55mm F1.8 + Fuji C200

無事にフィルムを撮り終えたのでした(´∀`)

 

フィルムカメラを今の御時世で使うというのは、絵そのものの魅力もありますが、やっぱり撮る工程で得られる圧倒的なエクスペリエンスのためでしょう!!
どんな絵になっているのかワクワクしながら撮り、現像して出来上がってくるまで、ずっと続く楽しさ。
デジですとシャッターを押した1秒後には背面液晶で結果がある程度見えてしまう・・・。
お互いメリットでもありデメリットでもある。
両方味わえるならどちらもやるほうがお得かなとw

別にどうってこともない写真ではあるのですが、その日終電を逃して歩いて帰ったという記憶がネガという物として永遠に残る、というのも尊いです。

普段は理系思考の効率厨なんですが、こういった人間的な曖昧な感情も無いと、人間で無くなってしまう気がするのですよ。
だから、どんなに仕事が忙しくても、音楽も写真も止めないんだと思います。

終電逃したぁ → コンビニ行こう → ISO1600ナチュラの入った写ルンですがあるじゃん!

最近だと3段目があんまりキマらない気もするのですが、このコンボが炸裂したら是非とも1度お試しいただきたいなあ、とか思ってしまいます。

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