2004年放送「エリア88」サブリミナル検証

   

前のブログから記事移植しました。
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なにを今更、な感じですが、この件に関して画像付きで紹介しているサイトが見あたらないためここで記事にしてみます。
原作ファンからは散々叩かれていた新作アニメ版「エリア88」。私も当時リアルタイムで見ておりました。忠実なシリーズアニメ化が不可能なのは最初から解っているためあまり期待せず見ていたためがっかり感は少なかったと記憶しておりますw
さて、この作品ですが、TV放送された3話と4話のOPにサブリミナルと言われても仕方ないようなカットが見られます。1~2話のOPにはそのようなカットはなく、5話以降は自主規制を入れた模様。DVDなどに収録されているOPもこれらのシーンはカットされていると思われます。
Wikipediaの「エリア88」の項目から引用させていただきますと
>また、放送中にOP部分で裸体の女性が倒れている映像を瞬間的に繰り返し挿入するサブリミナル的な演出をしていたことが発覚し、読売新聞の記事に掲載された。
とあります。問題のシーンをキャプったものを見ていきましょう。


おそらくこれの事でしょう。新聞報道がどのようになされたのか詳しく知りませんが、Wikipediaに書かれたように「裸体の女性が倒れている」と書かれていたのだとしたらそれはちょっとこじつけが過ぎる気がします。
戦闘で傷ついた人間を模しているのは明らかでしょうが、裸体の”女性”というのはマスコミお得意の燃料投下としか思えません。
私にはこれは男性に見えます。作画時にポーズの参考に使う人形を寝かせて撮影をしたもの何じゃないかな、と思ってます。
続きまして、Wikipedia「サブリミナル効果」のページから引用させていただきます
>深夜アニメ『エリア88』(テレビ朝日)のオープニングに倒れている人や「WAR」「ATTACK」といった暴力を連想させる英単語が一瞬映っているとして連続で報道された(どちらも報道後メッセージがないものに差し替えられた)。


これがそれに該当する部分だと思います。英語の新聞の一部を撮影した者でしょうか。戦争を題材にしたアニメですから、こうした素材を使った場合これらの単語に焦点が行くのは仕方がないと思うのですが・・・。暴力を連想させるも何も、作品自体が暴力的とも言えますし。
そのほかのカットを見ていきましょう。

これは私には、原作漫画でシンが撃墜され砂漠に不時着した後、エリア88まで歩いて帰った話の最後のシーン、滑走路にたどり着いたシンの頭上を飛行機が飛んでいくシーンに見えるのですが。新聞などに取り上げられたら自動車が人間をはねる瞬間、だとか報道されてしまうのでしょうかね。

人の影です。原爆で焼き付いた人の影、とかこじつけが出来そうですね(笑)

女性(?)の顔らしきものが見えます。
これらをサブリミナルと思うか否かはこの記事を読まれた方に任せます。「戦争」を意味するカットで有ることは間違いないでしょう。ですがそれ以上の深い意味は特に感じられないと思うのですが・・・。
日本国内の映画やテレビ放送ではサブリミナルの使用が禁止されているそうですが、先日公開された映画「サンシャイン2057」ではかなり強烈なサブリミナル効果の使用が見られました。洋画はokなんでしょうか?
はっきりと一瞬何かが見えた、と分かる速度で挿入されていて、そのシーンの雰囲気から、観客の恐怖心が一気に高まる見事な演出だと私は劇場で感じました。
科学的に効果があると証明された訳じゃない”サブリミナル”、面白いですね~。

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