ブログを始めて11年が経ちました

   

Rectaflex Series 25000 + P.Angenieux 50mm F2.9 TYPE Z2 + Kodak Ektar 100

例年と違い数日遅れましたが、2023年の5月1日でブログを始めてから11年の月日が流れました。

 

Exakta66 + Carl Zeiss Jena Biometar 80mm F2.8 + Ektar100

経過11年なので12年目に突入ですよ・・・。ヤバいですね。
今回の記事、例年どおりフィルムカメラの写真だけで構成されてます。初出の写真もいくつかあります。

 

Fujica AX-3 + EBC X-Fujinon-W 28mm F3.5 + Ektar 100

一昨年までは、10年くらい前に撮りためて冷蔵庫保管していたモノクロフィルムを現像して公開していく、という方法で●周年記事を書く事が多かったです。
蓄積していた撮影済みフィルムも尽きてしまったのですが、昨年は新規にフィルムで撮影する余裕も無い時期だったので過去の写真を振り返ってみる形としました。

 

Minolta Hi-Matic E + Lomography 400

今年は新規にフィルムで撮ったものを使って11周年記事を書こう!と思っていたら、メイチカの営業終了に伴い現像関連でいつもお世話になっていたダイヤモンドカメラシュシュメイチカ店が閉店となってしまい、どうにもフィルムで撮影する気分になれず・・・で2年連続の過去作品振り返りになってます。

名駅にはまだmeminiがあるので良いのですが、現像はシュシュにお願いする率が高かったため移転のショックは大きく。
シュシュの移転先は遠い場所では無いものの、日常生活の行動圏外なので色々キビシイなあ・・・と。

 

Fujica AX-3 + EBC X-Fujinon-W 28mm F3.5 + Ektar 100

フィルム界隈も多少は動きはあるものの、明るい話題は多くないな・・・という印象です。
シネフィルムの巻き直し品のアレコレやら、見ててシンドイやつも多いです。
フィルムはその製造段階から化学プロセスの塊なので、インディーで製造をどうこう出来るレベルじゃないと思うんですよね・・・。
小規模でなんとかしたいなら、湿板で撮ったり、鶏卵紙に焼き付けたり、写真が産業・工業化される以前のスタイルに戻るしか無いのではと。

お店に迷惑かけるのも嫌なので、コダック、フジ、イルフォード、ローライ、ロモとかの定番品をちゃんと買って、既存のインフラサイクルを回す方向にお金使いたいです。

 

EXAKTA66 + Carl Zeiss Jena Biometar 80mm F2.8 + Fuji PRO400

ブログを開始した11年前の状況でもその数年前と比べればフィルム撮影の環境としては追いやられてる感があったのですが、現状と比べれば全然マシっすね。
とはいえ、行動圏内ではフィルムを扱っているお店、フィルムを現像できる・プリント出来るお店の数は殆ど変わらないので、10年後も似たような状況が続いてるのかなーと思います。

 

Contax IIIa + Sonnar 50mm F1.5 + Fujifilm Super Premium 400

フィルムカメラは現状でもライカがMPやM-A、M6を製造していたり、Pentaxから新機種が出るかも?という話があり、文化の一形態として存続を続けていますが、一眼レフカメラのデジタル機種がフィルムカメラより先に製造されなくなるのでは?今後新品で触ることが出来なくなるのでは?という予感がしてます。

デジタルカメラであればミラー+ペンタプリズムよりセンサー経由のライブビューのほうが理にかなっているため、レスポンスの問題さえ克服すれば当然の進歩とは思うのですが。
フィルムからデジタルへの過渡期の技術として今後継承されないとしたらもったいないなぁ・・・と。
二眼レフカメラみたいな存在になってしまうんですかねぇ。

 

Leica IIIc + Wollensak Velostigmat 2inch f/2 (50mm F2.0) + Fujifilm Superia Extra 400

一時期は、スマホカメラの高性能化に押されてデジタルカメラの今後が危ぶまれてたりもしましたが、写真機はその字のごとく"写真機"として残り、スマホカメラとは別の存在価値を高めそうです。
1年前にiPhone 11 Pro MaxからiPhone 13 Pro Maxに機種変したのですが、13 Pro MaxはAIベースの画像処理&補正が酷くて"写真機"としての信頼性がもはや無いです・・・。
他社のスマホではもっと酷いことが起きているようで(例1例2)、お手軽に補正済みの画像が得られる弊害が出てるなと。

スマホの写真がいわゆるディープフェイク状態になりつつあるので、スマホ写真が証拠にならなくなるのでは?と(iPhoneだとRAW撮影でも補正かかるようでお手上げ)。
デジタル写真である以上、普通のデジカメ系でも画像処理による補正は入っていますが、スマホのそれとは適用目的が異なります。
真実を写す機械として、今後の発展が楽しみです。

 

Kine Exakta + Carl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8 + lomography 100

Stable Diffusionに代表される画像生成系AIがイラストを描く方々の間で色々と問題になっています。
この技術はフォトレタッチにそのまま応用出来るので、今後はPhotoshopにも実装されていくでしょう。

現状もフォトショで加工されまくりの写真は絵みたいになっちゃっていますが、より高度な加工の加わった写真が出回ることになるのかーと。

 

Leica R8 + Summicron-R 50mm F2.0 ROM + Fuji Velvia 100

フィルム撮影でも、プリント時に補正したりそれこそフィルムそのものに加工を加えたりでレタッチする技術は存在していますが、撮影直後は最小限の科学の介在で写し取られた光景がフィルムに残ります。
加工で盛りに盛るデジタルと対極を行く形でアナログの存在意義を「エモい」って言葉以外で表現する方法を探求していきたいですねえ。

 

Linhof TECHNIKA Press 70 + Xenotar 80mm F2.8 + Kodak Ektar 100

前述のAI関連のお話、その技術界隈に居る方ではなくプロ驚き屋のハイプが目に余るなぁ・・・という印象です。
話題になってくれると嬉しくはあるものの、過剰な期待や反応、望ましくない応用など、見ててこちらもシンドイです。
変な制限や規制が入る前に、別の分野へ話題がスライドしていってくれと思ってます・・・。

 

Olympus 35DC + Lomography 400

このブログを始めていなければ、ここまで書いてきたような事を考えることも無かったでしょう。
自己満足としてのアウトプットブログでしかないですが、自分にとって十分に意味はあったのかなと思えることが幸せです。

 

Zeiss Ikon ZM + Biogon 28mm F2.8 ZM + Kodak Gold 100

「お、これカッコいい」と一目惚れから始まった写真趣味ですが、現状は止まる気配が無さそうです。
以前の週2〜4記事書きペースへ戻すにはまだまだ時間がかかりそうですが、お暇な時に見に来ていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします(´ω`)

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