三菱重工で秋水を見学してきた(2017年5月)
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所資料室で秋水を見学してきました。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
秋水は太平洋戦争末期にメッサーシュミットのMe163をベースに開発が進められたものの、実用には至らなかった局地戦闘機です。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
燃料タンクにロケットエンジン・コクピット・機銃を付けて、B-29の飛行高度まで急速上昇して数機撃墜後に急下降して対気速度を稼ぎ、滑空しながら帰還する、という物凄く限定的な用途で運用する目的だったようで。
イエネコカメラで第2次世界対戦中のドイツのジェット戦闘機の本を読んでいて「日本でもジェット戦闘機を運用しようとしてはいたんだよ」ってのが話題になったので、みんなで見に行くこととなったのでした。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
三菱重工ですので、零戦の展示も沢山ありました。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
説明員の方の詳細な説明が非常に興味深かったのですが、「1グラムでも良いから部品1つ1つを軽く出来る場所が無いか?」と軽量化を進めていったそうです。
私は航空機に関しては全然詳しくないのですが、今に至る自動車の高性能化も絶え間ない小改善の積み重ねの賜物です。
長距離航続のために増槽を付け、戦闘時はそれを切り離して格闘戦に入る、という方式も零戦が最初との説明を受けました(真偽は詳細を調べてないので不明)。
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」くらいでしか堀越二郎さんの事は知らないのですが(元になった小説も、映画も、フィクション要素を含んでるそうですが)、優れた技術者だったんだなぁ・・・と。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
ミクロネシア連邦で見つかった零戦の残骸。
軽量化のために穴が明けられており、それによる剛性低下を避けるための工夫が凝らされています。
機体の性能を上げるために、凄い手間をかけて作られていたんだなぁ・・・。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
民間機も展示されていまして・・・。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
コ・パイロット席に座って、計器類や操縦桿、ラダーペダルなどを動かす。
凄い楽しい・・・w
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
空飛ぶ要塞みたいな感じですね。
これは実用に至ってない機体らしいですが。
ギガントやゴリアテはこういった機種をベースに考えられたのかなぁ・・・と。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
屋外には現役を退いた実機が展示されていました。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
昼食はラーメンを食べまして、午後からは伏見地下街へ。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
先回はMモノクロームで来ましたが、今回はカラーカメラです(´ω`)
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
tomioさんはM240、イエネコ店主はM3、私はM10と全員がM型ライカでの旅でした。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
地下街も満喫しましたので・・・。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
眩しい地上へと上がります。
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
ちょっと非現実的な空間の地下街の後も、ちょっと俗世とは一線を画す雰囲気の喫茶店でマッタリ(´ω`)
Leica M10 + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
栄周辺のカメラ店を周り、私の家の側にあるスシローで夕食を食べて談笑しつつ、1日が終わりました(´ω`)
GW明けてから、激務の連続で憔悴しきっていたのですが、昔の技術者の残した素晴らしい成果物を見たり、非現実的な空間に浸かったりして心が満たされたのでした(´ω`)