Avenon Kobalux Wide 28mm F3.5 Lマウント
2016/04/14
tomioさんにBiogon 28mm ZMを貸して、代わりにアベノン28mm F3.5をお借りしました。
コムラー亡き後にレンズ設計者の阿部さんが立ち上げたアベノン。
設計は比較的新しく1980年台なので現代的な写りが期待できそうです。

最短撮影距離は1m。
ビオゴンが50cmまで寄れることを考えると結構キツイですね・・・。
寄って、ダイナミックな構図にしてこその広角レンズですので、最短撮影距離縛りで色々頭を使わないと良い絵は撮れなさそう。
鏡筒の梨地仕上げは非常に良く出来ており手触りが良いです。

前玉は無傷でとても綺麗。
コーティングは紫色をしておりかなり現代的な感じです。

後玉も綺麗。
レンズもスカッとヌケてます。

絞り羽根の形が結構独特で、F5.6以降で星形になります。
これは夜に使うとボケが星形になって楽しいかもしれません。
ただ、夜間にF5.6だと三脚必須でしょうが(´д`;)

M240に取り付けたお姿。
パンケーキで良いですねえ。
軽快な撮影が出来そうです。

黒枠フィルターが良いアクセントになってます。
お散歩レンズって感じがしますね。

背中が痛くて屋外の試写に出かけるのが辛いので部屋でちょっとだけ試写。
どれもISO400のストレート現像です。
まずはF3.5開放で。
かなーり四隅が落ちますね。
このレンズ、光の入射角度によってはかなり色カブリが発生するみたいです。
これも少しだけ紫色がカブってるような気がしなくもない。

中央部分を100%クロップ。
カーテン生地の模様で偽色が発生するくらいシャープに写ってます。

続いてF5.6。
周辺減光がだいぶ減ります。

続いてF3.5開放の最短で。
さすがの28mmでも最短だとちょっとはボケます。
左下が紫色カブリしてるような気がするなあ・・・。

F5.6にて。
四隅が少々落ち着きます。
今日は背中が痛いんで、体調が良い時に屋外試写をしてみたいと思います。