Steal Leather さんのフルオーダーメイドショルダーバッグ

   

 

昨年の12月末に、Steal Leatherさんにてオーダーメイドしましたカバンが完成、到着しました。
隣にあるペットボトルは1.5リットルのペットボトルです。500mlじゃないですよ!
そうです。いわゆるジャンボショルダーバッグです。
ポケット無しの状態で、幅45cm、高さ30cm、奥行き15cm。それにポケットが付くので割と尋常じゃないデカさです。
このサイズをオーダーするとき、重さが最大のネックで、果たしてできあがるモノがまともに使える重さなのか、受け取る今日まで凄く心配でした。
それは杞憂に終わりました。軽い!! 普段使ってるブルガリのミレリゲというカーフレザーのショルダーバッグより軽いです(カバン単体での重さ)。
本当は納期的にもう少しかかりそうだったのですが、どうしても8月の仙台帰省に使いたいとの無理を言って、無理矢理間に合わせていただきました。江越社長様、水野工場長様、本当に感謝しております。あと、Steal名古屋パルコ店の甲斐さんと大黒さんも色々とありがとうございました。
さて、どんなカバンを作ってもらったか!ですが、さすがに写真が多いので、見てくださる方は続きを読むボタンを押してください。。

左が普段、通勤に使ってるブルガリのミレリゲショルダーバッグというカバンです。カーフレザー+ビニールでできてまして、割と重たいです。そしてショルダーバッグとしてはかなり大きい方だとおもいます。
今回作っていただいたカバンと並べると子供サイズですねw
厚さもこの通り。こんなにでかいカバン、ショルダーとして使えるの?って思うかもしれませんが、意外と大丈夫ですw
なじんでくると正面ポケットがつぶれてくるでしょうし、もう少し薄くなると思います。
底には底鋲を5つ打ち込んでもらいました。せっかくの革で出来た底が汚れるのが嫌なので!!
体に接する側です。これだけの大きな1枚革見てて壮観です。
角は全てパイプになっています。この形の仕上げは非常に美しいですが、手間もかかります。本当は料金的な問題でこの仕上げを断念し、コバがみえる形で縫っていただくはずだったんですが、この仕様で作っていただけました。最初見たとき感動してしまった・・・。
金具はひねり金具にしました。色はゴールドです。全てのポケットをきちんと閉めることが出来るようにしました。
2年前にカバンから財布スられて、仙台帰省に使う2人分の往復新幹線代+小遣いの10万円くらい捕られました。
そういうのの対策的な意味合いもあります。
側面のポケットの上にD字型の金具が見えますが、ここにカラビナ経由で小さな買い物袋をぶら下げたり、巾着袋をぶら下げたりできるようにしてあります。両側面にあります。
メインの収納部はフラップによって中身がこぼれ落ちないようになっています。
どうしてもカバンが大きいので、人が多い電車に乗ったりするとき、縦に持つ必要性が出てきます。
そういう時に中身が落ちるのを防止します。
このフラップ、マグネットにて固定されているので腕をつっこむと両サイドが立ち上がり中身にすぐアクセスできるようになってます。
Stealさんの信念として、壊れる可能性のある金属部品は使いたくない、というのがあるそうです。
金属の部品としてもっとも壊れやすいのはファスナーです!!!これ!!ファスナー壊れて「ま、いっか」と使うのやめたことあるモノって1つはありますよね!?
自分は今使ってるお気に入りの革のウェストポーチのファスナーが死にかけてます。
あと、ビンテージの革製の筒状ショルダーバッグもファスナーが死亡しました。
ズボンのチャックに挟みました!!痛い!!!(関係ない)
自分もファスナーはイヤだったんで、どうすればファスナー使わずに中身を極力こぼさないようにできるか、というのを水野さんと相談してこの形に落ち着きました。
フラップ部にはコシの強い革を特別に内部に仕込んでいただいたので、ここだけメッチャ固いです。がっちり中身を受け止めてくれそう。
こちら、メイン収納部。全面スウェード貼りです。カメラ用品でおなじみの、エツミのモジュールクッションボックスDが入ってます。ここにライカとかNEXの交換レンズを入れます。
隣に入ってるのはローライフレックス3.5Fです。
そうなんです。こいつ、カメラバッグなんです。
正確には、カメラバッグにするつもりは無かったのですが、欲しいカバンの形がカメラバッグそのものだったと・・・。
カバンをオーダーした12月はまだライカやローライフレックスはおろか、NEX-5すら持ってなかったので、まさかこのカバンをカメラバッグ的に使うことができるなんて思っても居ませんでした。
狙って作ったかのようなピッタリさw

モジュールボックスとローライをいれてもまだまだ余裕があるのでガシガシ物を入れられます。

メイン収納部にはポケット付いてます。これまで国産のヌメ革です。恐ろしい豪華仕様。
フロントポケットです。メイン収納部同様、全面スウェード貼りです。
こちら、Stealさん製の財布がピッタリ入るサイズになってます。中身はこちらのStealさん一品モノのオーストリッチの財布です。
金具もビシっと付いてます。壊れたらすぐに交換出来る安心仕様。
永久に修理は受け付けます、と言ってくださるSTEALさんならでは。
こちら、両側面に付いてる同形状のポケット。なんと、NEX-5にズームレンズと革ボディースーツ、革ストラップをつけた状態でピッタリ入ります。
これは入るよう、計算してこの大きさのポケットにしてもらっています。
そしてですね・・・・、なんと・・・・、ライカのM6TTLも入ります!!!
革製ボディースーツと革ストラップをつけたままです。
焦点距離35mm以下のレンズか50mmの沈胴レンズなら問題なし!
サイズ的にはちょっとボディーが分厚いデジタルMライカも余裕です。
つまり、両サイドポケットにNEX-5とM型ライカを入れて、メイン収納部に交換レンズとローライフレックスを入れることが出来るという・・・。
oh.........最強杉wwwwww
STEALさんのこだわりはとどまることを知らず、なんと、革ベルトの肩当て部分(稼働します)の裏側にまでスウェード貼ってあります・・・・。
もうね・・・豪華すぎますよ・・・・。革の裏地が見えるのは、中におまけでつけていただいた革ポケット部分だけ。あとは全面スウェード貼り。
「試作的な意味も込めて、お安くやらせていただきます」と、社長の江越さんに直でご相談でこちらのオーダーしたのですが、フルオーダーの革鞄の相場を考えると信じがたい安価で引き受けていただけました。本当に、あの時だからこそやってもらえたという一期一会の奇蹟ですね。この仕様で他の革鞄オーダーしてる所に見積もり出すと、エルメスのケリー、バーキンが買える値段言われると思います・・・・。
当初の納期は延びてしまいましたが、私的に絶対守ってほしい納期には間に合わせていただけましたし、それにこのクオリティ。
最近仕事が忙しく、へろへろになってまして、本当は定時に仕事あがって、すぐに名古屋パルコ行こうと思ってたのですが抜けられず、結局パルコ閉店間際の20:30に受け取りに行きました。
思っているのと全然違うのが出来ていたらどうしよう・・・と、お店に近づくに従って足取り重くなり、だんだん緊張して気持ち悪くなってきたのですが、現物見てテンションMAXです。
ここのところたまってる疲れもぶっ飛びました。
ライカ買ったときより、ブライトリングのモンブリラン買ったときより、ローライ買ったときよりもテンションあがりました。ここまで満面の笑みになった買い物はここ10年でこれが一番だと思いますw
本当にうれしい。カバンには相当こだわりをもってて、色々理想に近いモノを買って使ってきました。大好きな革で、理想の形のカバンを作っていただけて、これは一生大切に使います。
明日9日が自分の誕生日なのですが、最高のプレゼントになりました。

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