Leica APO-Summicron-M 75mm F2.0 ASPH.
2017/03/10
去年非常に苦労させられた子、アポズミクロン75mmさん。
この子、新品で購入しましたが、距離計の連動がおかしく、やたら後ピンでした。
いつもの革ケースに入っていました。
いつものようにビニールに入っていまして・・・。
眩しい黒鏡筒。
アポズミクロンの75mmに関しては、限定版含めても黒鏡筒しか存在しません。
75mmなのに0.7mまで寄れます。
開放+最短での被写界深度はノクチ0.95開放の最短よりも薄いみたいです。
前玉にエタノールで拭いても取れないシミが多数あり、レンズ内もかなり酷い中古レンズでもここまでホコリ入らないだろ・・・ってくらいホコリだらけで萎え萎えでした・・・。
アポズミクロンは90mmもそうですが、レンズ名が内蔵フード側に書いてあります。
50mmのアポズミクロンだけは銘板が付いています。
φ49のフィルターを付けまして・・・。
ボディーにつけたバランスはこんな感じ。
悪く無いです。
別角度から。
Summilux 50mm F1.4 ASPH.より気持ち長いかな?ってくらいです。
重さもシルバー鏡筒のlux 50mmと比較するとそこまで重たくないです。
あまりに後ピン、前玉の取れない汚れ、レンズ内に酷いチリホコリ、レンズ取付指標の赤ポッチ接着のノリがはみ出しまくりと散々な個体。
ライカカメラジャパンでも、アポズミクロン75mmの調整は出来ないらしく、ドイツ送りで数ヶ月待ちになると言われてしまいました。
こんな酷い状態ならば安い中古で買いますよと・・・。
75mmという画角は非常に好きなのですが、Color-Heliar 75mmは手放して現在手元にありません。
75mm互換としてRollei Planar 80mm F2.8 HFTを残すのみ、となりました。
写りは非の打ち所の無いレンズですので、良い個体に巡り会えるのであれば手放しでオススメできるレンズです。
試写
その1
その2
その3
その4