Rollei 35 RF

      2017/03/10

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年末にやろうと思ってて忘れてたシリーズを。
まずはローライ35RFさん。
こちら、外装の色とファインダーのブライトフレームが違うだけで、まんまコシナのBESSA R2です。
ベッサR2はファインダー枠が35mm、50mm、75mm、90mmなのですが、ローライ35RFは40mm、50mm、80mmです。
最短距離計連動距離はどちらも0.9mと非常に中途半端・・・。
しかも、専用レンズであるSonnar40mmは最短0.7mです。
Planar80mmは1.2mなんですが。
微妙なブライトフレーム焦点距離なのは、Rollei Sonnar 40mm F2.8 HFTRollei Planar 80mm F2.8 HFTを使うことを前提としてるからです。
50mm枠が有るのは、一応Mマウントですし、ライカの伝統に対する申し訳程度の配慮でしょうw
発売時期が2002年とデジカメが徐々に普及し始めた頃、あまり売れず、不遇な一生を終えたようです。

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一応ローライの名を冠しているだけあって、化粧箱は豪華です。
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フードの箱がデカイです。
実用性を考えれば黒くてデカイフードを付けるほうが良いのでしょうが、コンパクトさがウリのレンズでフード付けるのも微妙ですね。
見た目はフォクトレンダーの40mm用フードそのままなのですが、Rolleiの銘が入っているので非常にレアです。
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レンズは黒いものもありますが、シルバーボディにはやっぱりシルバーレンズでしょう。
ゾナー40mmのシルバーは去年、3本手元をすり抜けました。
非常に写りの良いレンズです。
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グリップがゴム、というのが一生モノになり得ない要因の一つなんですよねえ・・・。
使っていれば問題ないのでしょうが、数年寝かせたら確実に加水分解してネトネトになります。
ここを革に張り替えてる方もいらっしゃいますね。
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Bessa用のケースがそのまま付きます。
一緒にBessa用のハンドグリップも付いていましたが、ゴムのグリップが邪魔で取り付けることは出来ません。
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中古で割と見かける機種ですので、激レアな80mm相当のファインダーを探すより楽です。
フィルムでプラナー80mm使いたい方には価値のあるボディかと思います(´ω`)
Rollei Sonnar 40mm F2.8 HFT
Rollei Planar 80mm F2.8 HFT
試写
その1
その2

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