Leica Angle Viewfinder M 12531

      2016/05/03

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ライカのアングルファインダー、アングルビューファインダーMを入手しました。
前々から気になっていたのですが、中古で出ても結構お高いし、ファインダー本体のみの出品が多い・・・。
先日銀座ライカに行った時に現物を試させてもらおうとおもったら現物在庫なし・・・。
ヤフオクを見てたらかなりお安く出ていたのでゲットズサーしました。

 
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ライカは大昔(ライツ時代)にシューに取り付けるタイプのウェストレベルファインダーを販売していました。
50mm相当の横位置、縦位置に対応する枠が有るものなのですが、それは当然ながら距離計を使えません。
このファインダーは、このように通常のファインダーに取り付ける形になるため、距離計が使えます。
ファインダーに当ててネジをクルクル回すとしっかりと止まってくれます。
A&Aのボディーケースを付けていても問題なく使えます。

 
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完全にファインダー窓が真上を向くわけではないですが、実質お辞儀状態でカメラを操作することになります。
子供を上から見下ろす形での写真ばかりになってしまうので、同じ目線で写真を撮りたかったのです。
あと、町中で顔の前にカメラを向けるとカメラを避ける人とか出ますが、お辞儀スタイルでカメラを構えると意外とそうでもないです。
二眼レフカメラの時は完全お辞儀スタイルになりますが、あの感覚がライカでも味わえます。
EVFがウェストレベル撮影できるじゃん、って言う方もいるかもしれませんが、EVFのMFピント合わせ速度じゃ子供の写真は撮れないです・・・。
α7RIIにはバリアングル液晶がありますが、あれも同様です。

 
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縦位置撮影ポジションにも対応していますが、A&Aのボディーケースを付けているとさすがに干渉してしまいます。
まあ、私はウェストレベル撮影は横位置しかやるつもりがないので問題無いです。

 
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M240の0.68倍ファインダーに取り付けた状態はこのような感じになります。
外側に見えるのが50mm枠、内側が75mm枠です。
0.68倍ファインダーだと
50mm枠はメガネありだとケラれ発生。メガネ無しならOK。
75mm枠以上は○
0.72倍ファインダーだと
50mm枠はメガネありだとケラれ発生。メガネ無しならOK。
75mm枠以上は○
0.85倍ファインダーだと
75mm枠はメガネありだとケラれ発生。メガネ無しならOK。
90mm枠以上は○
となります。
視野が丸になるため、メガネをかけていると上下+シャッタースピード表示は見えるのですが、左右の枠が見えなくなります。
この程度のケラレなら50mmのレンズを使うとしても殆ど問題無いです。
個人的には距離計窓さえ見えてくれればOKと思っていたのでこの結果には満足です。
ちなみにファインダー単体で覗くと肉眼より明るいです。

 
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当然のごとくネジ切りがしてあるので視度補正レンズやマグニファイヤーが取り付けられます。
マグニファイヤーを付けると90mm枠や135mm枠が良い具合に拡大されるので、全く無意味ではないと思いますが、このアングルファインダー単体で×1.4倍のマグニファイヤー相当の倍率アップはあるのでよっぽど必要ないとは思います。
もう1つウェストレベルファインダーを付けると元の水平に戻りますが、流石に無意味かと思います(´ω`;)

 
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革ケースもピッタリ収納できるように溝が掘ってあるためカタカタ揺れたりする心配はありません。
このファインダー、結構な重量がありまして、ギッシリガラスが詰まってるなーという感じがします。

 
08.jpgLeica M (typ240) + APO-Summicron-M 50mm F2.0 ASPH.

早速子供を撮るのに使ってみる。
寝そべらないと撮れないような目線で撮ることが出来ます。

 
09.jpgLeica M (typ240) + APO-Summicron-M 50mm F2.0 ASPH.

俯瞰気味の写真ばかりもつまらないのでこういうのは良いですね。
その気になればあおりの写真も撮れちゃいます。
妻&娘と街を歩いてる時はアングルファインダーを使わなくても良さそうですが、一人で街撮りするときはこいつを積極的に使っていきたいと思います。

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