Leica M11、出ますね。

      2022/01/09

 

Leica Rumorsなどで随分前からリーク情報が出てましたが、本家からも動画がバンバン出てるのでおそらく現状の情報でほぼfixと思われます。

スペック情報をまとめますと、

●黒ボディ:マグネシウム&アルミ製で530g(バッテリー含む)
●銀ボディ:マグネシウム&真鍮製で640g(バッテリー含む)
→よって、黒ボディはブラッククロームで確定と思われます。

●バッファメモリ3GB、SDカード以外に、内蔵ストレージ64GB
●USB 3.1 Type-Cのインターフェイスが底に剥き出し。反対側にグリップ固定用の突起と噛み合わせると思われる穴が空いている。
バッテリー脱着はレバー操作で可能(X1Dみたいな感じ)。バッテリー外すとSDカードスロットが見えると思われる。
→底蓋を外さなくてもバッテリー交換できるのは良いですが、過去のM型ライカと比較すると底が最も美しくない機種になりそうです・・・。
Mデジを使う勢がバッテリー交換の利便性にそこまでこだわるのかと・・・。そういう勢のためにSLがあるのでは・・・。
これはMデジがMデジたるアイデンティティの一つだったと思うので、使いやすくなるとはいえ、個人的にはガッカリです。
純正ケースを付けるとき、底の三脚ネジで固定し、そこからマグネット開閉する底蓋が付くので純正ケースだとかなり背が高いルックスになります。三脚穴との連結ネジを隠して底の見た目を取り繕うよりも、オリジナルの底蓋の見た目をなんとかする方が重要でしょうに…。
M11の場合は純正ケースを買うかは微妙なところです・・・・。利便性より見た目のバランスのほうが個人的には大事です。

●センサーは画素ピッチ3.76μmの6030万画素。画像処理プロセッサはマエストロIII。
●ローパスフィルタレスでRAWはDNG形式の14bit。
●光学ファインダーはM10と同等。
●背面液晶はゴリラガラスで233万画素のタッチパネル。
→周辺のボタンはますますスッキリしたデザインになったのでここは高評価。
6000万画素が果たして必要か?の議論はさておき、凄まじい高画素化です。アポズミの出番ですね。しかし手ブレ補正が無い機種なので6000万画素超えに耐えられるかどうか・・・。14bitとはいえ、RAWのサイズは1枚50MB超えと思います。

●前面に付いていた、ライブビュー時の拡大縮小ボタンは、M240でいう動画ボタンの場所に移動した模様。
→これも、正直M240とM10では押しにくかったので、高評価です。

●シャッタースピードは60分から1/4000秒。電子シャッターで1/16000秒に対応。フラッシュシンクロは1/180秒。
●EVFは新型のVISOFLEX IIに。
●ライカQであった、高倍率側へのクロップモードを搭載。
●感度は最低がISO64、最高がISO50,000に。

→感度調整のノブがISO100から64に変更されています。見た目の統一感としては100のままでも良かったのかも…。そもそも感度100設定が出来なくなってる可能性もありますが(64→120→200とかの飛び番みたいな)。M10のように、最低感度だと逆に画質落ちるから案件にはならないで欲しいです…ノクチのNDフィルタ無し運用とかだと結構切実なんですよね…特にハイライトが弱くなると如何ともし難いですし(M10はファームウェアのアップデートでISOオートだと最低感度がISO200になり、ISO100は実質的に画質を犠牲にする拡張感度扱いになってしまいました)。

と、ザクッと書くとこんなところです。
正常な進化なので、素晴らしいと思いますが、個人的には底蓋の件が残念でなりません・・・。
ケース外して、底蓋外して、とめんどくさくはあったのですが、それでもそういうのが嫌な人のためのボディケースが社外品で存在していたので、それが必要であれば使えばよかったのにボディレベルで対応しなくても・・・。
そもそも、ライブビュー使わなければ、お出かけするタイミングで電源ONにして、オートスリープだけを頼りにしても帰ってくるまで電池持つことが多いので(私の場合ですが)。
気になるなら、お昼ごはんのタイミングで、満充電のバッテリーに交換しておけば午後のガス欠も無いわけで・・・。

このあたりは用途次第なので、こういうチャレンジ要素も必要なのかもしれません、ということで・・・。
実際、不便だという意見があったのでこうなったわけで、やっぱり見た目が・・・となればM12で元に戻るのかなと(M11-Pでは据え置きの可能性高そうですが)。

現状はこのご時世で写真をそもそも撮りに行けないので、今回は-P型を待とうと思ったのでした(´ω`)

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