スーパーコンピューター京を見学してきた
2016/09/07
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
2012年に稼働を開始したスパコン京を見学してきました。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
港の方にある神戸大学の施設のおとなりの建屋にあります。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
三宮駅からポートライナーで20分ほど揺られると、京コンピュータ前駅というすごい名前の駅があり、ここが最寄りとなりますw
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
この辺り、一帯が埋め立て地なんですよねー。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
神戸大学のお隣の理化学研究所に京は設置されております。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
それでは中へ・・・。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
以下、撮影許可を得られたところだけの写真になります。
京のロゴは武田双雲さんの書です。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
うーん、カッコイイですね・・・。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
まさか撮影出来るとは思わなかったので、モノクロ専用カメラしか持って行かなかった事を後悔w
色は赤・白・黒を基調としており、ライカのロゴに通ずるものがあります。
10ペタ(10の16乗)フロップスの計算速度を誇る超並列計算機です。人間の計算速度は0.1フロップスなのでどれだけ早いかは容易に想像がつくかと思います。
2015年末で、国内の計算機としてはNo.1、世界ランクでは5位です。
東工大のGPUスパコンTSUBAMEが25位、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球シミュレータはもっと下です・・・。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
稼働状況が天井に投影されているのですが、モノクロなので分かりづらい・・・。
ケーブルは1筐体おきに繋がれており、戻ってくるときにも1筐体おきにすると最短距離で繋ぐことができます。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
他にも見学者向けの説明とか・・・。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
柱が一切無いフロアにするため、建屋の最上階に設置されています。ケーブルの長さは遅延の原因となるため、最短距離で各ノードを接続するためにもそのようなフロア構造にしたようです。
Leica M Monochrom (typ246) + Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE
質疑応答内容は専門的過ぎる内容ばかりだったのでここでは割愛で・・・。
蓮舫さんが「2位じゃダメなんですか?」とか言ってましたが、2位じゃダメなんです。
世界一じゃなきゃ意味が無い。
時間は有限ですが、解かなくてはならない問題は無限にあります。
計算リソースは無尽蔵にあっても困ることはないのです。
速いは正義です。
京はどちらかと言うとアカデミックな内容に使われることが多く(成果の公開やお金の問題)、一般的には併設されてるFOCUSのほうが馴染みがあるかもしれません。
HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)の世界、面白いですよ。
こんな連載もあったりします。
基本的にスパコンの操作はネットワーク経由で別端末から行うため、筐体に近づく事はありません。
こうやって現物を見ることが出来る機会というのはとても貴重でした。
理化学研究所のイベントでも一般公開されることがあるので、夏休みなどに見学にいかれてはどうでしょうか。
今の日本の科学技術を支える基盤の一つです。
我々の生活が日々豊かになるのはこういった計算機のおかげでもあるのです(´ω`)