Leica M (typ240)の「バッテリー要検査」という表示について
2016/05/04
私はライカM (typ240)のバッテリーを2つ持っていて、1日使うと交換して、使用していた方を充電、という形でローテーションしています。
今日も撮り終えて、電池を交換して使った方を充電しよう・・・ということで満充電されてるはずのバッテリーを装着したらこのような警告が・・・・。
「バッテリー要検査」
顔面真っ青ですよ・・・。
ライカM (typ240)系のバッテリーはロワジャパンとかの互換バッテリーも無く、純正を買う他ありません。
しかも15,000円以上という凄まじいお値段がします。コンデジ買えちゃいますよ・・・。
あたふたして色々調べましたところ、どうもこれは誤訳のようです。
試しに英語表示に切り替えてみると・・・・
「Check battery age」
となります。
明らかに誤訳です。
色々と海外フォーラムを調べましたところ、バッテリーを使い始めて2年くらい経つとこの警告が表示されるようです。
M240の流通が安定し始めてちょうど2年くらいなので、みなさん一斉に発生しているようでちょっとした炎上騒ぎになっています。
何かしらの日付の情報をバッテリーが記録しているらしく、試しにカメラの年月日時設定を1年前にズラすとこの表示が消えます。
人によっては2年未満でこの表示が出たり、私も使い始めて2年と1ヶ月でこの表示が出ているので再現性が謎なのですが、どうもファームウェアのバグのようです。
M8やM9であったバッテリートラブルをうけての対策のようですが、完全に仇になってます(笑)
このまま使い続けても問題はない、という公式コメントもあるようなので、実用上の不具合はありません。
リチウムイオン電池にメモリー効果は無いので満充電→完全放電を意識して使う必要はありませんが、この警告が出たら一度は完全放電させた後に満充電させる、というのをやったほうが良いみたいです。
ライカM (typ240)、M-P (typ240)、M (typ262)、M Monochrom (typ246)のどれかをお使いの方はいつかは直面する現象だと思いますので、いざ自分の身に起きた時には焦らずに「バグか」と思って問題無さそうです。
思いっきり焦って半泣きでしたが、とりあえず問題は無さそうで良かったです・・・。
ご参考までに。
※2016年3月5日追記
ライカストアで症状の話をしたら「日本語表示の"要検査"はちょっと過剰な表現になっていて申し訳ないです」との事。
「挙動がおかしいなど、実用上の問題が無ければそのまま使っていただいて問題無いです」だそうです。
3月10日に銀座に行くので、その時にまた突っ込んで聞いてみます。
※2016年3月10日追記
銀座でも確認しました。非常に問い合わせ多いとの事。
「バッテリー要検査」の表示が出ないようにファームウェアのアップデートをドイツにお願いしているそうです。
実用上問題は無いとの解答は変わらずでした。
※2016年5月4日追記
2016年4月29日にリリースされたファームウェア2.0.3.0にて問題が解決しました。
ファームウェアをアップデートすると、無事に「バッテリー要検査」の文字が消えました(´ω`;)
実用上問題ないとはいえ、赤色で警告表示は精神的に良くないのでこれで気持よく使えます・・・。