Jupiter-9 85mm F2.0 Lマウント
2016/04/14
tomioさんからジュピター(ユピテル)-9の85mm F2.0をお借りしました。
カールツァイスのSonnar 85mm F2.0のコピーとして有名なレンズです。
![02.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857149.jpg)
いつ頃の物かはよくわかりませんが、コーティングの雰囲気を見ると製造は結構古い感じがします。
フィルター径は49mmです。
![03.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857150.jpg)
絞り羽根は15枚と非常に多いです。
オールドレンズは羽根の枚数が多くて絞り形状も綺麗な円形になりますねえ。
![04.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857151.jpg)
レンズと同じマークの付いたキャップ。
このマークはリトカリノ光学ガラス工場製のレンズに付けられるものです。
![05.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857152.jpg)
ピントリング周りが一番太くなっており、ダルマのような形をしています。
絞りは無段階でクリックストップがないため、ちょっと触れただけで簡単に回ってしまいます。
ピントリングのトルク感は程よく、ピント合わせがし易いです。
回転角度が大きいため急いでピントを合わせるのには向いていませんが、まあ中望遠レンズですのでスナップに使う画角でもないですからそんなに困りません。
![06.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857153.jpg)
手持ちのJupiter-8との比較。
85mmになると長くなりますなあ・・・。
![07.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857154.jpg)
Jupiter-8はクラスノゴルスク機械工場製です。
購入時の情報では、1969年製だそうで。
このJupiter-8はとても綺麗な紫色のコーティングをしており非常に現代的な発色をします。
お借りしたJupiter-9よりも新しいのかもしれません。
![08.jpg](https://yokokanno.com/jazz-leica/wp-content/uploads/2016/04/20150928_3857155.jpg)
共にMade in USSRの刻印があり、銘板のレンズ名もキリル文字ではなく英字でJupiterとあるので輸出用レンズなのでしょう。
距離の刻印はフィートではなくメートルなので日本人には使いやすいです。
早速試写させていただいたのでそれは次の記事で。