ライカ Mマウント接写リング OUFRO 16469 16469Y

      2016/04/14

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イエネコカメラ店主とtomioさんから、お祝いで、ライカMマウント用の接写リングを戴きました。
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もともとはビゾフレックス用の接写リングみたいなんですが、ライブビューやEVFの使えるM240ですと純粋な接写リングとして使えます。
世代によって3バージョンほどあるみたいで、
OUFRO:ノブ大、赤色のピン大、Ernst Leitz Wetzlar Germany表記
16469Y:ノブ小、赤色のピン大、Ernst Leitz Wetzlar Germany表記
16469 :ノブ小、赤色のピン小、Leitz Wetzlar Germany表記
私のは3つ目ですね。
Leica Collector's Guideとか見ればもっと詳しく書いてあるんでしょうが、そこまで執拗に調べるほどのものでもないので簡単にw
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非常に精度よくできております。
厚みは10mmでして、体感ですと、
最短70cmの50mmレンズだと15~50cmくらい
最短1mの90mmレンズだと、30cm~50cmくらい
が撮影可能範囲でした。
レンズの種類によって色々変わるかとは思います。
KIPONから最近発売された2種のリングを買おうか悩んでいたところでしたのでとても嬉しかったです。
ライカからも、リニューアルされたマクロエルマーに付属しているマクロリングが別売されるようになったんですが、あれは近接撮影用というより本当にマクロ特化用みたいで、あまりに寄った写真しか撮れないみたいですねえ。
アダプターの厚さ+繰り出しヘリコイドが着いてて便利そうなんですが。
お値段も新品で10万円、中古で8万円くらいするので、オールドのこの接写リングやKIPONのリングは狙い目でしょう。
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Leica M (typ240) + Elmarit 90mm F2.8 フード内蔵 + 接写リング16469
ライカ用レンズはマクロ撮影を前提としていないので、無限遠でMTFが最大、近接になるほど低下していきます。
最短撮影距離より寄ってもこれくらいの画質で撮れますよ、という参考に。
最近お気に入りのエルマリート90mmさんでtomioさんのM240を撮ってみました。
一眼レフ用レンズの最短距離くらいの感覚で撮れます。
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Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH. + 接写リング16469
続いて現行のズミルックス50mm ASPH.さんで。
このレンズ、フローティングエレメント採用でして、距離によって最適画質が得られるよう、近接になる際にレンズ後群がレンズ繰り出しと違った動きをします。
接写リングを使うと当然フローティングエレメントの恩恵は得られなくなります。
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Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH. + 接写リング16469
デメリットのダブルパンチですが、このクオリティで撮影できます。
通常撮影時よりちょっとコントラストは落ちますが、許容範囲内ですね。
後からLightroomで補正すればいいや、くらいのレベルです。
JPEG撮って出しだけの使い方をしてる方は要注意です。
tomioさんが最近買った、ULYSSESの中二病ストラップを撮影してみました。
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Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH. + 接写リング16469
近接になると手ブレが目立つので、手ブレ補正のないライカは結構辛いです。
感度は通常より1段分くらい上げてSSを稼いだほうが良いですね。
ちょっとだけマクロ撮影したいなー、というくらいでしたらわざわざEVFを付けなくても背面液晶でのLVで十分かとおもいます。
これらの写真も全部背面液晶LVで撮っております。
接写リングを使った面白い写真を撮れないかなーと色々考えております。
良い物を戴いてしまいました(´ω`)

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