Minolta HI-MATIC E をイエネコカメラで修理してもらった

      2016/04/14

先日5台集めたとか言ってたミノルタのハイマチックEですが無事に使える個体になりました。
ストラップはイエネコカメラ特製ハンドストラップです。
後玉だけ付け替えてかなり状態の良い1台が即日完成。
 
黒ボディーが1つ混じっていましたが、それも後日使える個体になるとの事で、色違いの物がもう1つ増える予定です。
このハイマチックEのレンズ、ROKKOR-QF 40mm F1.7なんですが、ライツミノルタのCLシリーズで出ていたズミクロンとレンズ構成が同じだとか。
これの口径を小さくしたものがSummicron 40mm F2.0らしい。
 
このレンズ、Lマウントに改造してくれるところが有るんですよ・・・。
ちょっと気になりますね・・・・(ゴクリ
 
Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH.
 
イエネコカメラさんへ持ち込んだ時に即日使えるように整備してもらったんですがその時の写真を。
外装が一番綺麗な個体をベースに修理します。
 
銘板を外して前玉群を取り出して清掃します。こいつの前玉は曇ってただけなので清掃してOKに。
絞り羽シャッターを挟んだ後玉群は裏蓋側からカニ目で取り外しました。
レンズ清掃するものの斑点状のシミが少し残ったので、別の個体の綺麗な後玉を移植しました。
 
Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH.
モルトはボロボロになっていたので接着剤を除去し新品交換します。
内部は比較的綺麗でした。
 
Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH.
 
巻き上げレバーをカニ目レンチで外してファインダーブロックにアクセス。曇ったファインダーやハーフミラーを清掃します。
しつこい汚れとかも撮ってもらってスカッと抜けたファインダーが出来上がりました。
 
真ん中の黄色っぽいダイヤ型が虚像式の二重像。
ブライトフレームは左右は良く見えるんですが、上側が光の入り混み具合でかなり欠けます。
この写真だと全く見えてませんね。
ブライトフレームはちゃんと距離系連動でパララックス補正が付いています。
ピントリングを回すとライカのブライトフレームみたいに斜め上から斜め下へと動いていきます。
 
まだフィルムを使い切ってないので作例は後日になりますが、撮ってて思うのはシャッターフィーリング最悪って事ですねw
色々な方が言われていますが確かに好きになれません。
押し込んで気持ちの悪いシュコッって音がするものの、その手前のどこかでシャッターが切れてるんですよ。
殆ど無音で撮れるって意味では私の撮影スタイルに最適なのでほぼ問題なしなんですけど。
もう少し感触が良かったら完璧だったのになーと。
 
サイズ的にはローライ35SやコニカC35より二回りくらい大きい。重さも500gオーバー。
でも全然許せる大きさ。
むしろコニカC35は軽すぎるな・・・って思うところが有るんです。
そこそこ重たいカメラが好きなのでこの重量は個人的にはベストです。
「F2.0未満で夜間も戦えるコンパクトレンジファインダーフィルムカメラ」というのがハイマチックEを集めた決め手です。
 
レンズヘリコイド周辺は動作に問題が無いので手を付けず。
異常が出てきたらまたメンテしていただけば良いかなーと。
1ヶ月位は待つつもりだったんですがすぐに使えるようになってとても嬉しい。
 
このカメラを触ってて思うことは、自分は本当にレンジファインダーカメラが大好きなんだな・・・と。
ライカでなくても二重像の見えるファインダーを覗いてピントリングを回しているだけで楽しくて仕方がない。
撮りたくて仕方がなくなる。
一番好きなリズムが4ビートで、結果としてそれが多いのがジャズだったので、ジャズをやっていますがそれに似た感じで、
一番好きなカメラがレンジファインダー機で、結果としてそれが多いのがライカだったので、ライカが私のメイン機材になっているって事なのかもしれません。
結果論ですが。
 
Leica M (typ240) + Summilux 50mm F1.4 ASPH.
 
イエネコカメラにまた新しい自転車が増えてました・・・w
店主も面白い方です・・・(´∀`)
Minolta Hi-Matic E その試写
Olympus 35DC
 

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