Officine Galileo Esaog 50mm F2.0 LTM改 開封の儀

      2017/10/09

ドイツや日本のレンズを使っている率が高い当ブログですが、フランスアメリカを経て、イタリアに到達しました。
イタリアのカメラとしては手元にレクタフレックスが2台あるので、レクタフレックスマウントでイタリアレンズを探していました。

探して見つかるものでもないので、出てくるのをただひたすら待つしかないのですが、奇しくも距離計連動改造済みのLマウントという手元のカメラで最も使いやすい形で出会いましたこちらのレンズを入手となりました。

元々付いていたカメラはCondor IIでして、こちらが詳しいです(日本語で読めます)。
Fotocamere Italiane-Condor

イタリアレンズとしてはこちらが詳しいです(日本語で読めます)。
手工生産のラテンの国が作ったレンズ1

Esaog(エサオーグ・エサオーギ)としてはこちらが詳しいです(日本語で読めます)。
手工生産のラテンの国が作ったレンズ2
Officine Galileo Esaog 50mm f2.0

イタリア玉を見かけても小口径の物が多いのですが、今回はf2.0ということでいろんな遊び方が思いつきます(´ω`)

 

入手場所は代官山のFoto:Mutoriさんです。
feet表記の3.5エルマー鏡筒に上手く移植されております。

 

鏡筒番号は7番。
少し安心しましたw(´ω`;)

 

レンズは前玉がかなり出っ張っています。
鏡筒にはフィルター取り付け用のネジ切りが無いのですが、この前玉でフィルター無し運用はレンズの希少価値も加味すると恐ろしくて出来ませんw
後述するように被せフィルターを取り付けて使います。

 

開放にて覗き込む。

 

最小絞りのf16にて。
絞り羽根は6枚。
6角形がボケにも反映されるのでなかなか面白いです。

 

カムは殆ど素の状態に見えます。
撮影時もだいたい最短1mくらいでして、連動も文句なしなのが嬉しいです。

 

後玉から覗き込む。

 

元々はレンズシャッター機ですので、その構造が残されています。
ここの重量が結構あるのですが、ストラップ斜めがけ状態で軽いレンズを付けるとカメラが上を向いてしまうくらいに重たいライカM10ですと、逆にバランスが取れるので好都合だったりします。

 

フィルターのネジ切りが無いので、ライツのA36カブセUVaフィルターを取り付けています。
四隅がケラれてるのでは?という現象が起きているので、外した状態のテストもしないとなーと思ってます。

 

側面(真上?)から見るとこんな感じになっています。

 

実はエルマー鏡筒のギミックが活きるようになってまして・・・

 

沈胴が出来てしまいます。
これは使用時のロック状態です。

 

スポっと引っ込みます。
デジタルで使うことが多いので、珍洞させる事は無いでしょうが・・・(´ω`;)

 

ライカM10に取り付けたお姿を。

 

別角度から。

 

写りは非常に面白いです。
ピントの合う箇所は結構シャープですが、ボケが暴れてるからなのか尚更それが際立ちます。
逆光には恐ろしく弱いです。
上手くコントロールすればうぉぉ・・・となる絵が撮れます。
F2.8〜4.0で撮るよう心がけてますが、これは使い甲斐のあるレンズだなーということで当分はヘビロテとなりそうです。
詳しくは下記2つの試写をご参照ください(´ω`)

 

試写その1(カラー・デジタル)
試写その2(カラー・デジタル)
試写その3(モノクロ・デジタル)
試写その4(モノクロ・デジタル)

 - カメラ・機材, レンズ