Leica M & M-P (typ240)とSanDisk Extreme Proの相性問題の検討

      2016/04/14

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ライカM(typ240)とライカM-P(typ240)はサンディスクのエクストリームプロとの間に相性問題があると言われています。
症状としては、恐らく一番使われている32GBとの間で起動速度、スリープ復帰速度、フォーマット速度が極端に遅くなると言われているものです。
ちなみにライカカメラ社はSanDiskのSDカードの使用を推奨しています。
今回新たに16GBを購入した事により、手元に8GB、16GB、32GBが2枚という状態になったので、その速度を検証してみたいと思います。
64GBはお高い&そんなに沢山撮らないよ・・・って事で、購入は検討したものの、16GBを入手となりました。
8GBはHasselblad Lunarに付属していたもの。
16GBは今回新たに購入したもの。
32GBはM9を買った時に1枚購入、X1を買った時に1枚購入しました。
カードの上部帯が金色に赤文字が8GBと32GB、上部帯が黒色に金文字が16GBです。
この違いは
8GB&32GB・・・UHSスピードクラス1 = 10MB/sec 保証
16GB ・・・UHSスピードクラス3 = 30MB/sec 保証
となります。
購入時期が数年違うので、より高性能になってるという事です。
16GBがやや有利な状況でフェアじゃないのですが、手持ちカードで出来る限りの検証をしてみました。
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検証方法としては、時間を測定できるのが一番なのですけど、測定方法がない&時間を図ってもアバウトになってしまいます。
そこで、起動処理などでフリーズ中に点滅するランプの点滅回数を数えました。
INFOボタンのちょっと右下にある黒丸3つがスピーカーでして、そのちょっと右下にある○がランプです。
このランプ、最初の1回は凄く早く点滅して、その後一定周期で点滅します。
2回目以降は3回の点滅で1秒くらいです。
この回数を数えました。
ということで検証結果は以下。
数回試行しましたが、回数は一緒です。点滅がかなり早いので1回前後は誤差あるかもしれませんが明確に差が出ました。
回数には最初の高速点滅1も含まれていますが、これは時間的に0.2秒も無いです。
8GB
起動7回 スリープ復帰7回 フォーマット7回
16GB
起動7回 スリープ復帰7回 フォーマット7回
32GBの1枚目
起動10回 スリープ復帰10回 フォーマット10回
32GBの2枚目
起動10回 スリープ復帰10回 フォーマット10回
明らかに32GBだけ遅いです。
容量が大きいので不利なのかもしれません。64GBも検証して、それが8GB、16GBと一緒であれば32GBだけ遅いと言えるのですが・・・。
最初の1回の点滅はほぼ時間的に無視出来るレベルですので、起動・スリープ復帰・フォーマットにかかる時間としては
8GB・・・2秒
16GB・・・2秒
32GB・・・3秒
くらいでしょうか。32GBは1.5倍の時間がかかります。
ちなみにM9ですと1秒かからず起動したので、typ240の2秒ですら遅いとは思います。
32GBの3秒待ちは散々イライラさせられてきました。
8GBを使うようになって2秒待ちでストレスは殆ど無くなったので、ギリギリ許せるラインが2秒なのかなーと。
M9では恐ろしく起動が早かったのにtyp240で急に遅くなりました。
次機種では起動速度の改善をして欲しいですねぇ・・・(´ω`)
ということで、参考になりましたら幸いです。

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