Leica SL (Typ601) 来ましたね・・・

      2016/04/14

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事前リークが多かったので、発表された時は、やっぱそうか、と拍子抜けでしたが、ライカSL (typ601)来ましたね。
詳しいスペックとかは他を見ていただいたほうが早いですが、個人的な感想を。
・2400万画素 超音波ダストリダクション機能有り センサー手ブレ補正は無し ローパスレスCMOS
 画素数はM240据え置きですかーと。でも、実用上、クロップ等でもここまであれば困らないので、高画素が欲しいのであればα7RIIでも行ってくださいって事なんでしょうか。
 M240だとセンサーは14bit撮影で、ソフト補完で16bitRAWになってますが、これはセンサーから16bit対応なんでしょうか?
 Mレンズも使える!というのが売りですので、当然超広角レンズにも強いセンサーなのでしょう。
 ライカの超広角レンズが大好きで使いまくりたい!って人は、α7系は向いていないので素直にMかSL買いましょう。
・無骨なボディ
 最初見た時はエェェ(´д`)ェェエと思いましたが、それはα7系と同等サイズでこの無骨さは・・・という印象からでした。
 でも実際の所、ボディのサイズとしてはフルサイズ一眼レフフラッグシップ機並にデカイです。でも薄さはミラーレス機サイズという。
 小さくて無骨はカッコ悪いなと思うのですが、デカくて無骨は結構カッコイイと思いますw
 分厚くて、斜めがけした時にやたら体から飛び出すのが凄く嫌いなのですが、薄くて体にフィットするなら無骨で巨大なのはむしろウェルカムです。
 しかし、巨大なので、コンパクトなM用レンズを取り付けたら違和感あるかも・・・。ルックス的なトータルバランスで言えばSL用レンズを付けるべきですね。
 ファインダーアイピースがやたら飛び出してますが、もう少し控えめな凸に出来なかったのか・・・。
 あと、ストラップ取り付け金具が一般的な一眼レフカメラと同じく、きしめんタイプのストラップ用になりました。
 これはなあ・・・、緩んできているのに気が付かないで落下させそうなのが怖いので、個人的にはM型みたいなリングタイプが良かったです・・・。
 余計な突起を付けたくなかったのかもしれませんが。
・マウント
 ライカTと共通のようですが、なんと名称が"Lマウント"だそうで・・・。M39のバルナックライカ用のLマウントと被るという・・・。
 と言っても、ライカLマウントってあくまで通称で、公式名称ではないのですよね・・・。
 英語だとLeica Thread Mount、略してLTMとか言われますし、国内でもライカスクリューマウントとか言いますし、流石に世代も違いすぎるのでそこまで混同はしなさそう。
 なにより、フルサイズ用のレンズはSL、APS-C用のレンズはTL、と呼ぶそうですので、混同は無さそうにも思えます。この辺りはライカのちょっとした良心なのでしょうかw
・レンズ群
 まずはバリオエルマリートSL 24-90mm F2.8-4.0が同時発売のようで。その後、90-280mmが半年遅れ、50mm F1.4が1年遅れで出るみたいです。
 当分は標準ズーム1本で戦えって事ですね。
 同時発売されるらしいRマウント、Mマウント用のアダプターが品薄で、それらが取り付けられない!みたいになったら阿鼻叫喚でしょう。
 ライカもけっこう本気みたいなので、ライカTみたいな悲しいラインナップで終わることは無いと信じたいです。まあ、最強の母艦ボディーとして使えば良いのかもしれませんが。
 ズミルックスSL 50mm F1.4は相当自信があるような事を言っていますが、是非ともOtus 55mm F1.4を凌駕する描写性能を目指して欲しいところです。
・重さ
 バッテリー含むボディは847g、標準ズームは1,140g、合わせてもちょうど2kg・・・。
 軽快なM型ライカでの撮影を好む人にとっては辛いかもしれません・・・。といっても、M240でもシルバークロームの中望遠レンズを付けると1.5kg近くはなるんですけどね。
 今回はサイズが大きいので、密度低く、巨大なボディに重さが分散するので疲労感は余計感じそうな気はします。
・記録メディア
 UHS-II対応のスロットとUHS-I対応のスロットの2つ体制だそうで、プロ機らしさがありますね。ニコンキャノンのフラッグシップ機一眼レフは2枚差しですからねえ・・・。
 ただ、CFよりメディア信頼性の低いSDというところが、サイズによる縛りなんでしょう。
 まあ、M240の1枚挿しで、カードが読めなくなったとか無いんですけど。
・液晶とかファインダーとかGPS
 ファインダーは440万ドット 60fps x0.8、液晶はタッチパネルの2.95インチ 104万ドットとよさげな印象。
 M240みたいにグリップがなくてもGPS内蔵なので、EXIFに頼りたい人には心強いでしょう。
・お値段
 最大のネックですね。M240が買えて、Summilux-M 50mm F1.4 ASPH.が買えます。
 ライカのレンズ交換式フルサイズデジタル機が使いたい・・・だけどレンジファインダーが苦手・・・って人は是非どうぞ、なんでしょう。
 あと、そろそろ老眼でレンジファインダーが辛い・・・って人もEVFのために買い替えはありなのでしょうか・・・。
 M型で特に困ってない人は、レンズやAFや手ブレ補正に余程魅力を見いだせなければ、乗り換えは無いでしょう・・・。
 裕福な方は是非買い足してください・・・。個人的にはSLよりQが欲しいです・・・。
・その他
 フルサイズのコンパクトがSonyのRX1系、ライカのQ、
 フルサイズのミラーレスがSonyのα7系、ライカのM240系とSL
 と、見事にソニー vs ライカになってますねw
 競い合わないと良い物が出てこないと思うのでどんどんこの2社でバトって欲しいです。
 まあ、ライカはソニーより割高なので勝負にならないとか言われそうですが、両方買ってる人は多いと思いますよ。私もですしおすし。
・ライカTについて
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 救ってあげてください(´;ω;`)ブワッ

・M240の後継機について
 SLのセンサーにはダストリダクション機能が付いたりしてますし、こういったものが継承されると良いですねえ。
 ひとまずこの秋はSLの発表があったので、来年の秋まではM240系はMデジのフラッグシップ機として扱われることになるのでしょう。
 来年の秋はM240の後継機発表になるの・・・かな・・・?
以上でした。

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