Zeiss Ikon ZM Carl Zeiss Cosina

      2016/04/14

01.jpg

カールツァイス コシナのツァイスイコンZMを入手しました。
ずーっと気になってて、ムック本も手に入れて、ヤフオクに張り込むことはや1年半くらい・・・。
出品されるもののかなりの高額になり、球数も少ないのかどんどん値上がり傾向・・・。
先日の出品で、かなり安めに入札したら落札できてしまいました。
安心してポジフィルムを切れるカメラって、M6以降のライカか、Bessaシリーズ、そしてこのツァイス・イコンくらいだと思うんですが、ノーファインダースナップの多い私としてはAE機が欲しかった・・・。
先日はRollei 35RFでアポズミクロン+ポジフィルムの試写を行いましたが、やっぱりがいいなと・・・。
Bessa R2A、R3A、R4Aもディスコンになってしまい、こちらも中古相場が上がってます。
となれば、そんなに価格差の無いツァイスイコンを狙うしか無いでしょうってことで。
ライカM7も結構相場が下がってきてはいるんですが、電池が特殊らしく、電池切れになると大変みたいで。
もし故障した時の修理費も、もう一台中古でM7が買えるくらいかかってしまいますしね。
02.jpg
前オーナーさんが、シャッターユニット交換、トップカバー交換、貼り革交換、距離系調整、傷のある部品の交換などを行っています。
巻き上げレバーのスレ具合をみるとかなり使い込まれた個体なんだろうなあ、というのが良くわかります。
ですが、そのおかげでファインダーのクモリなどは一切ありません。
04.jpg
巻き上げの感触は素晴らしいです。
ベッサですと「ギチギチ・・・」
M型ライカですと「ヌルっ」
って感じですが、このツァイスイコンは「スルッ」って感じでしょうか。
程よいトルクがあるだけで、引っかかるような感触はありません。
03.jpg
巻き上げレバーのスレが見えるかと思います。
真ん中のボタンはAEロックボタンです。
ライカみたいに半押しロックではなく、ここをおしてロックします。
ファインダーはアイピース部分がかなり大きく、M型ライカよりも視野が広く感じます。
05.jpg
シンクロスイッチ。
ストロボとの同期速度は1/125みたいです。
このカメラ、レンジファインダー機としては最長の基線長を誇っており、近接撮影だと、ファインダー像と二重像の見え方の違いがかなり大きいのでかなり厳密にピント合わせが出来ます。
06.jpg
電池室や巻き戻しクランクは裏側にあります。
裏蓋開閉はクランクを引っ張るのではなく、前写真に写っているレバーを横にズラして上げると開きます。
誤って開くことはなさそうな構造です。
07.jpg
35mmのフレーム枠を出した時の絵。
視界に凄く余裕があります。
パララックス補正でフレーム枠は動くのですが、二重像部分は動きません。
ここがライカと違いますが、これは距離系精度を極限まで追求するための仕様だそうで。
08.jpg
28mmと85mmのフレームを出した時でも28mmのフレームがハッキリ見えます。
私はメガネ着用者なんですが、正直0.68倍ファインダーのライカM9やライカM240だと28mmフレームは殆ど見えません。
倍率0.72倍のフィルムライカなんかだと絶望的に見えないです。
ツァイスイコンは28mmフレームがかなりよく見えます。
もう1つの枠が90mmではなく85mmなのがツァイスって感じがしますねえ。
このファインダー、とても見やすいです。明るさで言えば、M9やM240のファインダーを上回っています。
ただ、覗きこむ角度によって、ブライトフレームが見難くなったり、二重像が見えなくなるような事があります。
でも、普通に使うぶんには困ることは無さそうです。
この現象はベッサでも起きますね。
ライカではありえませんがw
AE機ですが、マニュアルでSSを設定すると左側に数字でSSが点灯、適正露出SSが点滅します。
AEですと現在の露出でのSSが点灯表示されます。
09.jpg
M240と並べると明らかですが、アイピースがとても大きいのがお分かりいただけるかと思います。
こちらのアイピースはクルクル回すと簡単に外れます。
外した状態でも使えますが、ファインダーブロックにホコリが入るのも怖いので、普通はアイピースを付けるかと思います。
Bessaなどと共用でして、安価に視度補正アイピースも手に入れられます。
13.jpg
入手時、なぜか視度補正-1のアイピースが付いていて、それを知らずに覗きこんで一瞬目眩がするのはなぜだと思いましたw
視度補正無しの素通しガラスのアイピースは500円未満で買えますので、Amazonでポチりました。
12.jpg
ファインダー内にホコリの混入もなく、スカッとヌケてて気持ち良いです。
ガラス面にキズなどもありません。
使い込まれては居ますけど、大切な所は綺麗です。
10.jpg
ライカM240との比較。
大きさはそんなに変わりません。
質感も健闘しており、とても高級感があります。
ベッサとは全然違います・・・・。
シャッター音も
フィルムライカだと「チッ」
ベッサだと「ガシャッ!」
ツァイスイコンだと「シュキッ」
という感じで、かなり静かな方だと思います。
11.jpg
厚さの比較。
M240は分厚いですねー。
ツァイスイコンは、フィルムライカを彷彿とさせるホールドしやすいベストな分厚さしてます。
ダイヤル類の操作も非常に滑らかで流石ハイエンド機、と思わされます。
14.jpg
折角なので手持ちのMマウントレンズのいくつかをマウントしてみます。
まずはZMマウントのカールツァイスレンズから。
Biogon 28mm F2.8 ZMです。
見た目のバランス最高ですね。
ファインダーも28mmフレームが見やすいですし、28mm専用機にしても良いのかもしれない。
15.jpg
続いてBiogon 21mm F2.8 ZM。
このレンズも、このボディーで使うことを前提としたデザインですのでよく似合いますねえ。
16.jpg
Sonnar 50mm F1.5 Smount Limited EditionをS-L変換カプラーを取り付けてL-Mリング変換し装着。
こういうオールドな雰囲気のレンズはM型ライカかバルナックライカが似合いますね。
17.jpg
続いてライカの現行レンズ、Summilux-M 50mm F1.4 ASPH.
これも良いですけど、やっぱりM型ライカ用のデザインですので、ZMツァイスレンズの方が似合うな・・・と思います。
18.jpg
続いて、フードを外した状態の、Summilux-M 35mm F1.4 ASPH. FLE。
lux 50mmと同じで、やっぱライカ用のデザインをしたレンズだなーと。
19.jpg
Elmarit-M 90mm F2.8も付けてみる。
90ではなく85mmフレームなので、このレンズは使いにくいかもしれません。
ですが基線長が長いので精密なピント合わせは出来そうですね。
20.jpg
フォクトレンダーのウルトラワイドヘリアーを付けてみる。
明らかにファインダーはケラれてますねw
まあ、外付けファインダー付けるのが前提ですから問題は無さそうですが。
ライカレンズよりもこのレンズのほうが似合いますね。
21.jpg
宮崎工学研究科のSonnetar 50mm F1.1を。
これは似合いますね。
レンズがライカらしさを強調するようなデザインですので一瞬ライカか?と思ってしまう雰囲気。
22.jpg
このムック本も、もはや古本でしか手に入りませんが、ツァイスイコンが欲しくなる危険なものですw
この本によると、コシナツァイスのZMレンズシリーズは、製造はコシナだけど、レンズエレメントの設計は全てドイツのツァイス本家で行っていると書いてありました。
このボディーの設計はコシナみたいです。
このツァイスイコン、2012年3月にシルバーが、2013年3月にブラックが製造中止となり、市場在庫も払拭しているのでもはや入手する術は中古を探すしかありません。
みなさん、いつでも買えるからまあいつかでいいや、と思っていて、いざ製造中止になってしまって「買っておけばよかった」となり、相場がかなり高めです。
正直なところ、ベッサって「プアマンズライカ」と言わざるをえない質感ですが、このツァイスイコンは決してプアマンズライカではありません。
Mマウントの、ライカとは違う到達点のハイエンドレンジファインダー機だなと思います。
コシナツァイスイコンも製造中止ということで、もはやツァイスイコンブランドは、本家ドイツの鍵を作っている所しかのこってませんね・・・。
Zeiss Ikonって昔から鍵も作ってて、結構なブランド力のようです。
コシナがこのツァイスイコンのボディーを改良して、ツァイスイコンデジタルでも作ってくれないかなぁ・・・と思います・・・。
ライカしかMマウントのデジタルボディーを作っていないという現状は良くないと思うのですよ。
KONOST FFが近々でるので、その独占状態も無くなるとは思うんですが、Mマウントに積極的なコシナには是非とも頑張って欲しいなあと思います・・・。
アポズミクロン50mmが戻ってきたら、このツァイスイコンを使って、まだやっていないEktarと組み合わせた試写を行おうと思います。

ツァイスイコンのすべて―ライカに挑む!新型レンジファインダー機、満を持して登場! (Asahi original)

 - カメラ・機材, ボディ