フルデジタルレンジファインダーカメラ「KONOST FF」

      2016/12/30

Konost FF 続報(2016年12月30日)

 

凄いものが発表されました。

世界初のフルデジタルレンジファインダーカメラ、KONOSTです。
え、ライカもフルデジタルなんじゃないの? って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ライカはフィルム時代の構造をそのままに、フィルムをセンサーへ置き換え、シャッターはM7以降は電子制御、背面に液晶を追加しただけで、システムの根幹にあるレンジファインダー部分はミラーを用いたアナログ仕様です。
このKONOSTは、レンジファインダー部分(レンズ赤ポッチの左の○)がデジタルのカメラで、ここで見た絵をファインダー内部の透過液晶に映し出して、光学ファインダーの絵と重ねあわせて使うみたいです。
FUJIFILMのX100にあったハイブリッドビューファインダーを進化させたような感じ。
腰の重いライカが20年後くらいに考えそうな機構を搭載してきましたw
ライカはレンズ後部のカムの迫り出しでボディーのコロを押す形で二重像を動かしていますが、ここが狂いやすく、システムのウィークポイントです。
フルデジタルということは、カムが押す部分も何かしらの変更があるんだと思います。
圧感式センサーになっているとか色々と思いを巡らせることが出来ますが、狂わないレンジファインダーとか胸熱です。
マウントはレンジファインダーカメラの実質のユニバーサルマウント状態になってるMマウント。
ライカレンズがそのまま使えます。うひょ~。
プロジェクトは、メンバーがコーネル大学の学生だった2011年頃に始まったようで、Facebookを見ている限りでは昨年末くらいにひっそりとプロジェクトが公開された模様。
Leica News & Rumorsで紹介されてから爆発的に情報が広まり私もそこで知りました。
RF非搭載のデベロッパーズエディションが今年の中旬に、1型センサー搭載の35mm F2.0相当のレンズを固定したものが今年の末に、APS-CのMマウント・フルサイズのMマウントのものが2016年初頭に発売だそうです。
いくらMマウントデジタルRF機とはいえ、撮れる絵が微妙だったら誰も買いません。
サンプル画像がまだ公開されていないのですが、きっと凄いものに仕上げてきてくれると期待しています。
本家ライカのデジタルに移行せずEPSONのR-D1を使い続けてる方には乗り換え先として最適でしょう。
あのアナログ~なのが好きだから使ってるんだ!って人は別でしょうが・・・。
でもフルサイズで撮りたいとは思ってるはず。
本家のMデジを使っている身としてもサブ機としてこれほど最適なものはないです。
出たら絶対に買います。
最大の問題はお値段ですなぁ。
正直、ニッチなカメラだと思うので大量生産はしないでしょう。
20~30万円台で出してくれれば十分に安いなと思えます。
ロモグラフィーのペッツバールとかでもやってましたが、クラウドファウンディングとかしないのでしょうか?
このカメラだったら出資しても良いなと思ってしまう。
同じ思いのレンジファインダーカメラ愛好家は多いでしょう。
行く末を見守りたいと思います(´ω`)
ライカも次の次の機種くらいで光学ファインダーにハイブリッドでEVFを搭載、外部のEVFとかカッコ悪いものは無しで!とかやってくれないかなーとか密かに期待してるんですが・・・。
数年前にFUJIFILMは搭載してますし・・・。
KONOSTの登場で本家ライカも焦って欲しいです。

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