Rollei Sonnar 40mm F2.8 HFT ライカLマウント

      2016/04/14

先日のファインダーはこいつのための準備でした。
チラ見してたのでバレバレですがw
一応中古ですが極美品と言っても良い状態。
Rollei 35Sについていたローライゾナー40mm F2.8 HFTのレンズ構成をそのままに、カラースコパー35mm F2.5 PIIソックリの殻に入れたレンズです。
4群5枚、F2.0ゾナーの前玉群貼りあわせが分解されたような構造。
発売は2002年の12月らしいですが、フィルム→デジへの移行真っ盛りの時期にフィルムカメラ用交換レンズを発売では当然売れるわけもなく、不良在庫でつい最近まで相当な叩き売り状態だったようで。
デジタルのレンジファインダー機が出て、ミラーレス機によるマウントアダプター遊びも出来るようになって存在価値が急上昇。
恐ろしいほどの相場高値に留まってますね・・・。
私もほぼ定価で買いました・・・・。
最安値の頃は中古で定価の1/3くらいだったようなのでそれを考えると3倍ですか・・・。
個体数も相当少ないみたいなんで今後値段は上がる一方でしょう。
そうなったら本家35Sのレンズをマウント移植したほうが安いかも・・・。
ギリギリそれを踏みとどまる値段の状態で入手となりました。
こいつと同時に、ローライフレックスに着いていたPlanar 80mm F2.8もラインナップされたようで、そちらはRF機で不人気の中望遠ということでますます個体数が少なくお値段はこいつの倍くらい。
もはや買う気がしない・・・。
プラナーならヤシコンマウントで85mm F1.4が安価に手に入るからなおさらです。
本家のローライフレックスのジャンク個体をバラしてレンズ移植したほうが安いかもしれないですね。
フィルター径は39mm、ますますカラスコの殻まんまじゃねーか・・・。
昔ズミクロンに付けてたmarumiのUVaフィルターを装着。
絞りリングの指を当てるところがちょっとだけカラスコと形が違う。
角もわずかに肉厚ですかね。
見た目のサイズの割に重量があります。
外装は軽い雰囲気ですがガラスが詰まりまくってるんでしょう。
絞り羽は10枚。
絞り値に関わらずきれいな形をしてくれます。
ボディーケースを剥いだライカM240に付けるとこんな感じです。
宮崎光学のレンズキャップみたいなパンケーキを除けば最小の部類でしょう。
殆ど意味を成してない純正フードが良いですw
フードを付けないと取り付け用金具部分が結構目立って、見た目の欠如感がちょっと気になるんですけどそれを隠すためだけにあるような控えめなのが素晴らしい・・・。
40mmのレンズってどれもコンパクトなので、50mmフレームと35mmフレームの中間という曖昧さも相まって最強のお散歩焦点距離なんじゃないかと思い始めました。
F2.8開放、ISO800 、SS 1/125で1枚。
時計にピントを合わせました。
右下の前ボケがグイィン!って感じしてて好きです。
ピント箇所100%クロップ。
ISO800なのでちょっとノイズが目立ちます。
壁紙の模様でのモアレもあるかもしれません。
見事な写りです。
さて、今週末は試写の旅に出てきます(`・ω・´)

 - カメラ・機材, レンズ