Voigtlander Nokton 50mm F1.1 VM 試写-1

      2019/01/02

tomioさんにコシナフォクトレンダーのノクトン50mm F1.1 VMマウントをお借りしました。
NDフィルターを付けて昼間から開放を使いバシバシ撮ってきました。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1
朝イチにコメダのモーニング行く前にミッドランドスクエア前にて。
奥の建物がMLSですがもはやそれがわからないほどにボケる。
ココに来るまでに何枚か撮って、どうも距離計どおりのピン置きだと後ピンになるなーということで微調整しつつ撮影。
距離計とレンズ自体にも位置の差があってそれが誤差を呼び、極端なF値がピントのズレを引き起こしてると思われます。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1 VM
前々から各所で「シャープネスがpoorである」とかいう文章を見てたので期待してなかったんですが、良い意味で裏切られました。
ピント箇所はものすごくシャープです。poorと感じるのは距離計と実ピンの誤差でボケてるから感じるのでは?と思ってしまった。
絞らないとかなりモワンモワンした絵になりますがF4.0くらいまで絞るとものすごく優秀な発色、ボケ味を見せてくれます。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1 VM
トンネルとかで撮りたくなります。前も後もボケて、筒に吸い込まれるような感覚を覚える絵になります。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1 VM
背面液晶のモノクロプレビューで見ていても思いましたが、絵は非常にハイコントラストだなと。
オールドとはぜんぜん違う。
足元を撮った絵ですがこの中でもピント面とボケ箇所がハッキリわかるのがすごい。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1 VM
開放は周辺が流れまくり。このF値じゃ仕方ないかなと。
しかもこれは前ボケなんでなおさら強調されてます。
でもその他のボケ方はとてもジューシーな感じ。油絵みたいな質感で好みです。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1 VM
露出オーバーの警告が出まくる日中もハイキー気味に撮りまくり。
逆にそれが絵の個性を出すような感じになって面白かったです。
これもピンが来ている木の質感がきめ細かく写り込んでいました。
等倍でみたら凄かった。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1 VM
ホントに1面しかピンが無いなぁ・・・。
Leica M (typ 240) + Nokton 50mm F1.1
目測なのでバッグにピントが行ってしまい被写体もボケた・・・
このレンズの写りの個性はモノクロだと冴えますね。

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